安全の新しい形、「CBS-100R」の紹介
近年、幼稚園や保育園での送迎バスによる置き去り事故が多発しています。このような事態を未然に防ぐため、コックス株式会社が開発した「CBS-100R」がついに適合認定を受けました。この装置は、福岡県久留米市の国分幼稚園と連携して実施された実証実験の成果でもあり、子どもたちの安全を確保するための新しい手段となります。
製品の特長
「CBS-100R」は、ACC(エンジンの始動方式)がOFFになるとブザーが鳴り、車両後方に設置された“ブザー停止スイッチ”を押すことで音が止まります。運転手が車両後方へ移動することにより、自然と車両の点検が行え、置き去りを防ぐ仕組みです。
また、この“ブザー停止スイッチ”は有線式であり、設置位置が変更される心配もなく、電池切れの心配もありません。安全性を重視した設計が特徴です。
ヒューマンエラーの軽減
特に注目すべきは、外部への通知方法です。通常のクラクションを即座に鳴らすのではなく、まずは園側の受信機での注意喚起が行われます。このため、周囲の子どもたちやバス内に取り残された子どもに、余計なストレスを与えずに対応できます。
さらに、「CBS-100R」は、弊社の無線通信モジュールを使用しており、電波法に適合済みで、月々のランニングコストが発生しないため、導入が容易です。
基本的な動作
装置はエンジンがオフになった際にブザーが鳴り始め、運転手が後方でスイッチを押さなければ、一定時間後に園側の受信機に通信が送られ、光と音で注意を促します。もし、園側での対応がない場合、最終手段として車両のクラクションが鳴らされる仕組みです。このため、あらゆる可能性に備えて、周囲の安全を確保します。
価格と取り付けについて
「CBS-100R」の価格は93,500円(税込)ですが、追加セットが63,800円(税込)で提供されています。これにより、複数台の送迎バスに容易に導入可能です。ただし、取り付けは必ず専門知識を持った業者に依頼する必要があります。
お問い合わせ
製品に関する詳しい情報や購入については、コックス株式会社へお問い合わせください。担当者は廣瀬太朗さんで、電話番号は0942-46-1285、メールアドレスは
[email protected]、公式ウェブサイトは
こちら からアクセスできます。
この「CBS-100R」が実装されることで、送迎バスの安全性がさらに向上し、多くの子どもたちの命が守られることを期待しています。