薬局開業の新動向
2026-05-21 09:31:05

2025年の薬局開業動向における地域差と新たなトレンド

薬局開業動向の変化:秋にラッシュが訪れる



株式会社Review(リビュー)が実施した独自調査によると、2025年の下半期における薬局開業数は2,175件に達し、前年とは対照的に増加傾向を示しています。この傾向は特に都市部で顕著であり、開業時期も春先から秋に移行していることがわかりました。

秋集中型の開業



2025年7月から12月にかけて、薬局開業数は特に9月と10月に急増し、9月には476件、10月には495件と、過去の平均と比較して約1.6〜1.8倍の水準に達しました。これまで春に集中していた開業が、秋にシフトしているという新たな動向が見えます。この背景には、医療モールの開発や制度改定に伴う準備期間、さらには人材確保や施工スケジュールの影響があると解析されています。

都市部の開業ランキング



2025年の薬局開業数を都道府県別に見ると、以下の通りとなっています:
1. 東京都(265件)
2. 大阪府(207件)
3. 福岡県(159件)
4. 愛知県(146件)
5. 埼玉県(121件)

このように、上位は都市部や中核都市が占めており、特に東京都や大阪府では再開発エリアや医療モールを中心に、医療機関との連携を前提とした薬局展開が進んでいます。福岡県や愛知県も開業が活発で、都市部への集中が続いています。

地域差の理由と事業モデルの進化



この調査結果から見えてくるのは、都市部への薬局開業集中の理由です。在宅医療や医療DXといった新たなニーズに応えるため、薬局はただの「調剤の場」から「地域インフラ」へと役割を変化させています。今では、薬局が地域医療を支え、健康相談や生活支援を行う場面が増えてきています。このため、設備投資や人材確保が容易な都市部に開業が集まりやすくなっています。

特に高齢化が進む現代において、薬局は単なる処方箋の受け渡しだけでなく、地域住民を継続的に支える存在としての重要性が高まっています。これにより、開業の選択は単なる数の増加に留まらず、「どの地域で、どんな役割を持つ薬局になるのか」という視点が不可欠になってきております。

結論:役割の変化がもたらす新たな潮流



2025年の下半期データから確認されたアプローチの変化により、薬局の開業は単にラインの増加に終わるのではなく、地域のニーズや制度動向を踏まえた持続可能な医療システムの形成に向かって進んでいくことが期待されています。もはや「どこに開業するか」だけではなく、その地域でどのような役割を果たすかが重要な要素となります。

最終的に、この情報が薬局業界に関わる全ての人々にとって、今後の動向を考えるきっかけとなることを願っています。

株式会社Reviewでは、データを通じて社会に寄り添い、持続可能な医療環境の構築に貢献してまいります。


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会社情報

会社名
株式会社Review
住所
大阪府大阪市中央区瓦町4-4-7おおきに御堂筋瓦町ビル8F
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