日中の製薬研究が集結！第1回プロセス化学シンポジウム開催

第1回日中プロセス化学シンポジウムについて

2025年6月21日から23日にかけて、中国・上海で「第1回日中プロセス化学シンポジウム（SJPC2025）」が開催されます。このシンポジウムは、製薬分野における日中両国の研究者間の学術的な交流を目的としており、注目を集めています。特に、その中でもスペラファーマ株式会社の研究所から加賀敦志氏が招待講演を行うことが決まり、大いに期待されています。

シンポジウムの背景

日中間での科学技術の交流は、近年ますます進んでおり、製薬業界でもその重要性が高まっています。特にプロセス化学分野においては、新しい製法や効率的な製品開発が求められる中で、国際的なコラボレーションが不可欠です。

スペラファーマ株式会社の取り組み

本社を大阪市に構えるスペラファーマ株式会社は、医薬品のCMC（化学・製造・管理）研究開発や製造受託事業を手掛ける企業です。その研究の中心となるのが3D ED/MicroED技術で、難しい結晶多形を効率よく製造する手法に挑戦しています。

ケータイ上の最新技術

加賀氏の講演テーマ、「Selective preparation of challenging crystal polymorph utilizing MicroED」では、製薬プロセスにおける難結晶多形の選択的製造手法について新たな視点を提供します。この技術は、結晶の形状が異なる複数のバリエーションを持つ物質の中から、特定の結晶構造を選び出すことを可能にします。この技術を駆使することにより、医薬品の開発速度の向上や品質管理の面での革新が期待されています。