子育てに寄り添うAI保育士の実力とは?
このたび、トモイク株式会社と中央大学が共同で行った研究において、AI保育士が母親の子育て疲労感を軽減する可能性が確認されました。この研究結果は、2024年9月8日に開催される日本心理学会第88回大会で発表される予定です。
共同研究の目的と方法
本研究では、育児中の母親に対する心の負担を明らかにするため、標準化された心理測定を用いて定量的なデータを収集しました。母親の心理状態の変化を測定することにより、AI保育士の導入が育児の負担感や顧客満足度にどのように影響を与えるかを検証しました。
実験には15名の母親が参加し、「性格診断結果」と「子どもの年齢」に基づいて3つのグループに分けられました。各グループは3ヶ月間、LINEチャットを通じて育児の悩みを解決するための情報交換を行いました。
参加した母親にはAI保育士と潜在保育士がそれぞれ指導役として加わり、育児に関してアドバイスを提供しました。AI保育士と潜在保育士の発話頻度を変えながら、実験の前、中、後で心理的な測定や利用に関するアンケートを実施しました。
実験結果の要点
1. 母親の心理状況の改善
実験後、AI保育士や潜在保育士が頻繁に発言したグループでは、母親の情緒的な消耗感が顕著に減少しました。また、AI保育士によるアドバイスが多いと回答した母親の中では、「母親としての疲労感」がそれに伴って減少したことも確認されています。
2. AI保育士への評価
調査に参加した母親の75%がAI保育士を「かなり良かった」または「良かった」と高く評価しました。特に評価された点は、AI保育士が迅速に返信する点で、忙しい母親が気軽に相談できる環境が整っていることが好評でした。参加者の声の中には、AIとのコミュニケーションが気軽でプレッシャーを感じずに済むとの意見が多く寄せられています。
3. 潜在保育士の評価
一方、潜在保育士に対する評価も高く、75%の母親が「かなり良かった」と回答しました。具体的かつ専門的なアドバイスが受けられる点や、親身な対応が高く評価されています。AI保育士が迅速な情報提供を行うのに対し、潜在保育士は自身の経験を踏まえたアドバイスが特に支持されました。
結論と今後の展望
この実証実験を基に、2024年3月には新サービス「AI保育士さくら先生」の無償提供が開始される予定です。また、今回の研究により、AI保育士が母親の育児に伴う疲労感を軽減する有力なツールであることが示されました。トモイクは今後も母親を支援する商品開発を進め、家族全体のWell-being向上に貢献することを目指しています。
AI保育士 さくら先生について
トモイク株式会社の会社概要
- - 設立: 2022年4月
- - 所在地: 東京都中央区築地7丁目2-13 RINGOビル
- - 代表者: 竹村由賀子
- - 事業内容: 保育士・助産師による相談サービス事業、子育て支援プラットフォーム開発
公式URL:
トモイク株式会社
子育てという挑戦を、もう一人で抱え込む必要はありません。AI保育士や潜在保育士が、心強いサポートとなることでしょう。