リセットハウスプロジェクト
2023-06-09 15:02:09
京都市のリセットハウスプロジェクトがもたらす新たな住まいの形
京都市の新たな取り組み「リセットハウスプロジェクト」
京都市は、社会的な課題を解決するために新たなプロジェクトを始めました。それが「リセットハウスプロジェクト」です。このプロジェクトは、NPO法人321プロジェクトが中心となり空き家を活用して、経済的に困難な状況にある人々、特にケアリーバーと呼ばれる社会的養護が必要な若者たちに住まいを提供することを目的としています。経済的弱者を支援することで、彼らの再出発の源となることを目指しています。
背景と目的
321プロジェクトは、ささいなきっかけが人生を変えるという信念のもと、経済的弱者の自立支援や社会的な選択肢を増やす活動を行っています。これを受けて、2023年8月から始まる「リセットハウスプロジェクト」では、京都市内にある使われていない空き家をリノベーションし、入居者に再出発の機会を与えます。
具体的には、居住場所を提供するだけでなく、入居者が自らの生活設計を行い、経済的な自立を実現できるよう教育やリスキリング(再教育)プログラムの提供も行います。入居者が退去する際には、より良い条件で送り出すことができるようサポートするのです。
プロジェクトの三大社会課題解決
このプロジェクトは、以下の三つの社会課題に対する解決策を目指しています。
1. 経済的弱者の貧困の再生産を防ぎ、将来の社会保障費用を削減すること。
2. 空き家を再活用し、その数を減少させること。
3. 納税者を増やしていくことにより、税収を向上させ、国家への貢献を目指します。
これにより、地域全体を活性化し、住みやすい社会を形成することが期待されています。
シンボルマークとその意味
プロジェクトのシンボルマークは「Reborn(再生)」と「Reset(整える)」をテーマにしています。新しい芽のリボンを家の中に取り入れ、人々が新たな一歩を踏み出せるようにサポートするというメッセージが込められています。
認定の意義と今後の展望
このプロジェクトは京都市からの移住促進事業者証明を受けており、これによりオーナー様や空き家を持っている方々に向けた周知活動を強化し、入居者への支援をさらに充実させることができます。
また、NPO法人321プロジェクトは2024年に認定NPO法人化を目指し、クラウドファンディングも行う予定です。資金の透明性と社会への貢献を意識しながら、プロジェクトを進めていきます。
321プロジェクトの活動
321プロジェクトは、これまでにも様々な社会貢献活動を行ってきました。例えば、2022年11月には群馬県富岡市で「とみおか製糸場」の150周年を祝うイベントを開催し、地域の活性化に寄与しています。また、東京都多摩市では、五代目桂三木助さんとともに笑って学ぶ機会を提供するなど、多方面での活動が評価されています。
小さなきっかけが大きな人生の転機になることを信じ、これからも支援の手を差し伸べたいと考えています。
会社情報
- 会社名
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NPO法人321プロジェクト
- 住所
- 東京都港区南青山2-2-15WIN青山531
- 電話番号
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