愛犬と過ごす新たな癒しの場、茂原市に誕生するドッグリゾート

愛犬と一緒に楽しむ複合型ドッグリゾートが茂原市に誕生

千葉県の茂原市に新たなアウトドアドッグリゾートが2026年春にオープンが予定されています。このプロジェクトは、株式会社コスモスイニシアが提案したもので、令和6年度茂原市民間提案制度で見事に採択されました。施設は、すでに多くの住民に親しまれてきた「ひめはるの里」の跡地に立地し、愛犬とその家族が共に楽しむスペースとして新たに生まれ変わります。

提案の背景と目的

茂原市民間提案制度は、市が所有する資産や公共サービスに対し、民間企業のアイデアを取り入れて新しい価値を創造することを目的とした制度です。コスモスイニシアは、2020年に閉園した「ひめはるの里」の利活用を提案し、その魅力を引き続き地域に根付かせることを目指しています。

茂原市長の市原淳氏は、今回の契約締結について「地域経済と観光振興を大いに盛り上げる新たな挑戦」と語っており、今後の地域発展にも期待が寄せられています。一方、コスモスイニシアの社長、髙智亮大朗氏も「愛犬と共に過ごせる新しい施設を作ることへの思い」を強調し、話題性のあるプロジェクトであることが伺えます。

新しいドッグリゾートの特徴

新たにオープンするドッグリゾートは、宿泊施設だけでなく、愛犬と共に楽しめる複合的なコンテンツが準備されています。プライベートドッグラン付のキャビン型客室も設けられ、愛犬と過ごす快適な時間を提供することでしょう。この施設には、カフェやショップも併設され、一般的なドッグランでは体験できないリラクゼーションスペースが設けられるとのこと。さらに、愛犬と共に参加できるイベントも定期的に開催予定で、仲間たちと楽しむ場が提供されることを目指しています。

都心からのアクセスも良好なため、日帰りでも宿泊でも気軽に利用できるのが特徴です。実際にコスモスイニシアが2024年に行ったアンケートによれば、愛犬と共に年に1度以上の旅行をする家庭が86.5%に達しており、愛犬とのお出かけニーズが高まりつつあるというデータが示されています。こうした背景から、ドッグリゾートがどのように地域に根付いていくのかが期待されています。

事業の進捗と今後の予定

事業は順調に進行中で、以下のようなスケジュールが立てられています。まず、令和7年2月にはコスモスイニシアが交渉権者に選ばれ、3月には協定書が締結されました。議会での貸付議案が可決され、2025年には契約が正式に締結されました。今後、プレオープンを挟んでグランドオープンが行われる予定です。

- 令和7年：

- 2月12日：コスモスイニシアを交渉権者に選定
- 3月7日：協定書締結
- 6月：議会貸付議案可決
- 8月6日：貸付契約締結

- 令和8年：

- 4月頃：プレオープン予定
- 5月頃：グランドオープン予定

結論

茂原市の新しいアウトドアドッグリゾートは、愛犬と共に特別な時間を過ごす場所としてだけでなく、地域経済や観光振興にも寄与することが期待されています。コスモスイニシアが提供するこのプロジェクトは、愛犬家にとって一歩先の価値を提供するものであり、今後の進展に目が離せません。私たちが待ち望んでいるこの新しい施設が、どのように地域と結びついていくのか注目です。