星野リゾート、2025年新入社員入社式を実施
2025年2月5日、茨城県土浦市に位置する「BEB5土浦 by 星野リゾート」にて、星野リゾートの新入社員入社式が行われました。この日、22名の新しい仲間が集まり、旅業界に身を投じる新たな一歩を踏み出しました。星野リゾートは、国内外にわたる72の施設を持ち、その中核を成す「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO」「BEB」といったブランドを展開しています。
独自の入社プロセス
星野リゾートでは、入社時期を年4回に設定し、新入社員が自らの意思で入社タイミングを選べる柔軟な採用方法を導入しています。この様な取り組みは、多様な背景を持つ人材を受け入れ、各自の体験を生かすことを重視しているからです。
入社式では、新入社員たちが「契りの手形」を交わすセレモニーが行われました。これは新入社員が、星野リゾートの一員としての決意を象徴するもので、手のひらを絵具に浸して、式典の場に記録を残しました。
契りの会での特別な瞬間
恒例行事である「契りの会」では、代表の星野佳路氏と各施設の総支配人がオンラインでつながり、新入社員たちに励ましの言葉を贈りました。新入社員は自らの入社に対する意気込みを川柳で表現し、感慨深い瞬間を共有しました。手形には、新入社員が研修を通じて学ぶ企業文化に寄与する強いメッセージが込められています。
新入社員研修「Warm-up Camp」の重要性
この新入社員たちは、「Warm-up Camp」と名付けられた研修プログラムに参加し、高速発展する時代におけるビジネスパーソンに求められる思考力や判断力、表現力を磨きました。シンギュラリティ時代に突入し、多様な視点を持ったチームとしての協力が必要とされる今、新入社員たちは答えのない問いに挑戦し、ディスカッションを通じて新たなスキルを身に付けています。
これは、ただの知識や技術の習得にとどまらず、現代のビジネス社会で成功するための基盤を築く重要なステップなのです。
最新の入社状況と今後の展望
星野リゾートの採用活動は活発で、2024年度には1,066名が新たに入社しました。2025年度にも974名が新たに星野リゾートに入社予定で、多くの地域から新入社員が集まっています。これから彼らは日本各地や海外に赴任し、すぐに現場経験を通じて成長することになります。
また、星野リゾートは観光業界において初の取り組みとして、学年を問わず選考に参加できる通年採用を開始し、「学生主体の就活」を推進しています。これは、個々の学生がやり残したことや大学外の経験を生かしながら就職活動を行うことを可能にするものです。
特徴的な宿泊施設、「BEB5土浦」について
星野リゾート唯一の自転車に特化したホテル、「BEB5土浦」では、自転車をテーマにした体験が提供されています。合言葉は「ハマる輪泊」で、サイクリストから普段自転車を乗らない方まで、多様な客層に楽しんでいただけるプランが用意されています。このように、新入社員たちが働く場も多様性に富んでおり、今後の彼らの挑戦が楽しみです。
これらの取り組みは、星野リゾートが未来の旅業界をリードするための助けとなることを期待しています。新入社員たちの熱意が、同社の業務や組織文化に新たな風を吹き込むことを願っています。