埼玉大学工学部情報工学科では、2023年度よりプログラミング授業に『TechFUL キャンパス』を導入しました。これは、444株式会社が提供する授業支援ツールで、教員の授業準備や採点業務の負担軽減、そして学生の学習効率向上を目的としています。
従来、学生が提出したコードは教員が1人ずつ目視で確認し、採点していました。この作業には、1回の授業で4~5時間、合計15回の授業で60~70時間もの時間を費やしていました。
『TechFUL』の導入により、自動採点機能を活用することで、教員の採点負担が大幅に軽減されました。学生も、提出したコードの合否をリアルタイムで確認できるため、学習の進捗状況を把握しやすく、積極的に問題に取り組むことができるようになりました。
さらに、教員は採点業務にかかっていた時間を、授業内容の充実や学生へのフィードバックに充てることができるようになり、授業の質向上に繋がっています。
『TechFUL キャンパス』は、プログラミング学習の効率化だけでなく、学生のスキルアップにも役立っています。学生は、授業で習った内容以外にも、様々な問題に挑戦することで、自身のプログラミングスキルを可視化し、さらに高めることができます。
444株式会社は、今後も『TechFUL』を通じて、教育機関、学生、企業の連携を強化し、より良いプログラミング教育の環境を提供していくことを目指しています。