大阪府 大阪市 大阪駅 YYSystem 株式会社アイシン 梅田駅

AI音声認識システム「YYSystem」が大阪駅・梅田駅で実証実験開始！

JR西日本と阪急電鉄は、株式会社アイシンが開発したリアルタイム音声認識システム「YYSystem」の実証実験を、7月12日から9月13日まで大阪駅と梅田駅で行うことを発表しました。

このシステムは、23ヶ国語に対応し、AIを用いて会話をリアルタイムで翻訳、透明ディスプレイに表示する機能を備えています。これにより、インバウンドのお客様や聴覚に障がいのあるお客様へのスムーズな案内が期待されています。

# 実証実験の内容

今回の実証実験では、JR大阪駅と阪急大阪梅田駅の案内所で、「YYSystem」が導入されます。

JR西日本： 大阪駅 鉄道案内所、忘れ物センター（計2箇所）
阪急電鉄： 大阪梅田駅 2階西・3階西・3階東 ご案内カウンター（計3箇所）

実験期間中は、実際に「YYSystem」が運用され、お客様からの質問や要望に対して、多言語で対応できるか検証されます。

# 2025年大阪・関西万博を見据えた導入を目指し

今回の実証実験で得られたデータをもとに、駅での案内でよく使用する言葉や表現への対応など、さらなる改善を進めていく予定です。最終的には、2025年の大阪・関西万博開催に向けて、「YYSystem」の本導入を目指しています。

# 「YYSystem」の特徴

「YYSystem」は、株式会社アイシンが開発した音声認識システムです。独自のアルゴリズムにより、声や音を可視化し、聴覚障がい者の方々とのコミュニケーションを支援するアプリケーションとして誕生しました。現在は、多言語対応機能も追加され、外国人のお客様への対応にも役立っています。

「YYSystem」は、2023年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、さらにその中でも特に優れた20件に選ばれ、「グッドデザイン金賞（経済産業大臣賞）」を受賞しました。

# 多言語対応でより快適な駅空間を

「YYSystem」の導入により、大阪駅と梅田駅は、外国人のお客様や聴覚に障がいのあるお客様にとっても、より快適な空間になることが期待されます。今後、AI技術を活用したサービスが、駅や公共施設など、さまざまな場所で展開されることが期待されます。