ユニラボが受発注SaaS事業を新たに始動
株式会社ユニラボは、BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」を運営し、今回新たに14.4億円の資金調達を実施しました。この調達を受けて、同社は受発注に特化したSaaS事業を立ち上げる運びとなりました。
資金調達の詳細
今回のシリーズBラウンドでは、Spiral Capital株式会社や日本郵政キャピタル株式会社をはじめとする複数の投資家から支援を受けました。この資金調達により、ユニラボは受発注SaaS事業を本格的にスタートさせることが可能になります。
ユニラボは2014年に「アイミツ」を開始し、わずか1年半で黒字を達成。その後、2019年6月に初の資金調達を行い、累積の調達金額は21億円に達しました。このプラットフォームは、BtoBに特化したサービスとして、すでに国内で15万件以上の見積もり依頼を受けている大規模なものです。
独自のビジョン
ユニラボの代表取締役CEO 栗山規夫氏は、「受発注を変革するインフラを創る」という明確なビジョンを掲げています。このビジョンの下、同社は各企業に分散する受発注に関連するデータやノウハウを集約し、業務の効率化を図ろうとしています。
新たに立ち上げる受発注SaaS事業は、企業が持つデータの価値を最大化し、受発注に関わるオペレーションを劇的に改善することを目指しています。これにより、コロナ禍で変化する市場ニーズにも迅速に対応できる体制を整えます。
ダイナミックな市場の変化
最近の市場状況では、新型コロナウイルスの影響で営業活動の難しさが増し、BtoBサービスを提供する企業の新規営業が困難を極めています。しかし、この逆境が「アイミツ」の需要を逆に押し上げており、特に受注企業数は昨年比で200%以上の増加を見せています。これに伴い、月額課金形式の利用が進む企業も急増していることが確認されています。
ユニラボは、こうした社会の変化を受発注機会の革新として捉え、事業を一層拡大していく方針です。特に、エンジニアを中心に100名程度の新しい人材を採用することを予定しています。これにより、受発注SaaS事業に必要な技術力をさらに強化し、スピーディーなサービス展開を図ります。
新サービス「アイミツCLOUD」
新たに始まる受発注SaaSサービス「アイミツCLOUD」では、事前登録も開始されており、URLは
こちらです。このサービスは、企業間取引の活性化を図るもので、受発注業務の時間とコストを大幅に削減することを目指します。
経営陣の確かなビジョン
栗山氏は、これまでのアイミツ事業の成長を振り返りつつ、今回の資金調達が持つ意味についても強調しました。「受発注を変革するインフラの創出」というビジョンに向けて進化し続け、より多くの企業が抱える受発注の課題を解決するための努力を続けていくとのことです。また、投資家たちからも高く評価されていることが、今後の成長の原動力となるでしょう。
今後もユニラボの動向から目が離せません。受発注を革新する新たなインフラがどのように日本市場に影響を与えるのか、期待が高まります。
会社概要
- - 株式会社ユニラボ
- - 所在地: 東京都品川区東五反田三丁目20番14号 住友不動産高輪パークタワー12階
- - 設立: 2012年10月
- - サービスURL: アイミツ
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