一橋大学初の学生ベンチャーに認定されたVoiceCastの挑戦と未来

株式会社VoiceCastが一橋大学初の学生ベンチャーに認定

株式会社VoiceCastは、2025年1月15日付で一橋大学発の学生ベンチャーに正式認定され、同大学史上初となる快挙を達成しました。この認定は、国立大学法人一橋大学が施行した「国立大学法人一橋大学発ベンチャー称号授与規則」に基づき、同大の在学生が申請して認定を受けた企業に与えられるものです。

代表取締役の細谷海氏は、この名誉を大変嬉しく思っており、自社のスタートアップは一橋大学商学部生を中心に、法学部や新設のソーシャル・データサイエンス学部の学生たちが参加していることを強調しました。彼らは、大学の新しいプログラムや学部を活用しつつ、社会科学のリーダーを育ててきた一橋大学と協力して、日本のコンテンツ産業を発展させていく考えです。

株式会社VoiceCastの取り組み

VoiceCastは、音声コンテンツの制作と配信を行っており、特にボイスコミックやデジタル絵本の分野に注力しています。この取り組みは、クリエイターによる制作の効率化を目指しており、独自のAI技術を用いて、作品創造を支援しています。これにより、まだ見ぬ魅力的な音声コンテンツを生み出し、音声クリエイターが自身の才能を最大限に発揮できる環境を提供することを目指しています。

ボイスコミックの魅力

ボイスコミックは、漫画作品にセリフや音響を加えることにより、より生き生きとした体験を提供します。この新たな形式は、従来の漫画に音の要素を導入することで、視聴者に新しい楽しみ方を提案しています。実際、ボイスコミックの具体的なサンプルはこちらで確認できます。

デジタル絵本が切り開く未来

最近増加している共働き世帯の影響で、子供たちへの読み聞かせの機会が減少しています。この課題に対してVoiceCastは、動画を元にした新しい形の絵本を制作することで解決を試みています。これにより、子供たちに対して魅力的な読み聞かせの機会を提供できることを期待しています。デジタル絵本の試作はこちらでご覧になれます。

今後の展開とビジョン

VoiceCastは、音声コンテンツの制作を通じて日本の代表的なIPを創出することを目指しています。自社内で完結できる制作体制を整え、クリエイターの創造力を引き出すためにAI技術を活用し、数多くの魅力的な作品を世に送り出す計画です。また、出版社や絵本作家、漫画家とのコラボレーションも行い、音声メディア展開の支援を積極的に進めています。

多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、一橋大学だけでなく早慶など他大学の学生も在籍しています。そのため、幅広い視点からのアイデアが生まれ、革新的なコンテンツ制作が実現しています。今後も学生インターンを募集中ですが、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。