PUMP MAN株式会社が発表した新型先行剤「エコスルプラス」
東京都あきる野市に本社を置くPUMP MAN株式会社は、コンクリートポンプ車用に開発された環境配慮型の先行剤「エコスルプラス」を発表しました。この新しい製品は、建設業界における脱炭素化とコスト削減の両方に貢献します。
圧送作業の廃棄物問題を解決
建設現場におけるコンクリート圧送作業で使用される先行モルタルは、従来約0.5m³(ミキサー車1台分)が必要とされていました。しかし、このモルタルは打設や再利用が難しく、大量の廃棄物を生み出し、廃棄に高額なコストがかかるという問題がありました。更に、適切に処理されないと産業廃棄物問題や違法投棄のリスクも伴います。
このような背景によりPUMP MANは、環境負荷をゼロにし、コスト削減と使いやすさを兼ね備えた「エコスルプラス」を開発することに至りました。
「エコスルプラス」の特長
1. 環境負荷ゼロ
- - 砂100%の先行剤:産業廃棄物にならず環境に優しい設計。
- - CO₂排出の大幅削減:物流や製造コストも抑えられます。
2. 業務効率の向上
- - 必要最低限の量を使用:20kgの袋詰めで供給され、ミキサー車の手配も不要。
- - 物流コストの削減:施工時間が短縮され、業務が効率化します。
3. 高い安全性と信頼性
- - NETIS登録済:国土交通省の新技術情報提供システムに登録されています(KT-240139-A)。
- - JIS規格への登録:現在進行中で、簡単な施工で誰もが確実に使用可能です。
建設業界の未来への影響
現在、建設業界ではセメント価格が高騰しており、2023年から2024年にかけては1トンあたり2,000円~2,200円の値上げが発表されています。「エコスルプラス」の導入により、コンクリート圧送現場でのコスト削減と脱炭素化が同時に実現でき、持続可能な建設業界の未来を支えることができるでしょう。
PUMP MAN株式会社の代表取締役社長、小澤辰矢氏は、「環境配慮と業務効率化を両立した製品開発を進め、建設業界の課題解決に貢献していきたい」と語ります。この新商品「エコスルプラス」は、今後の建設業界のスタンダードとなることが期待されています。
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