ビジネスパーソンと紙媒体
2019-11-29 10:02:10
紙媒体の魅力再発見!ビジネスパーソンの選ぶ手帳とメディアの利用実態
ビジネスパーソンのメディア利用実態調査
日本製紙連合会が実施した調査によると、ビジネスパーソンの多くが依然として紙媒体を重視していることがわかりました。この調査は2019年11月に全国の20代から60代のビジネスパーソン623名を対象に行われました。調査結果は興味深いもので、特に「書籍」、「手紙」、「漫画」、「雑誌」、「手帳」、そして「新聞」の紙での利用希望が高まりを見せています。
紙媒体への支持
具体的には、書籍に至っては73.5%が紙での使用を希望。手紙、漫画、雑誌、手帳、新聞に関してもそれぞれ68.9%、62.1%、61.2%、58.6%、54.9%と高い数字を記録しました。この流れの中で、デジタル媒体の使用が急増している一方で、地図や写真など特定の用途ではデジタルが優位に立っています。それでも、多くのビジネスパーソンが依然として紙媒体を手放さない理由は何でしょうか?
紙の魅力
調査によると、紙媒体の魅力には「書き込みや切り貼りができる」点(43.2%)や、「持ち運ぶのが楽」という機能面が影響していることが明らかになりました。それに加え、「温かみ」や「さわり心地」という情緒的な要素も大きな要因です。これらのデータは、デジタル化が進む中でも、紙に対する独特の親しみを感じているビジネスパーソンが少なくないことを示しています。
手帳の今後
特に「手帳」に関しては、約6割のビジネスパーソンが紙の手帳を使いたいと考えており、42.7%が今後も購入予定であると答えています。紙の手帳の強みとしては、「予定以外にもメモができる」点が56.7%という数値で示され、データが飛ばない安心感も大きな支持を得ています。また、手書きによって得られる愛着や、自分の文字で色分けができる楽しさも、多くの人々が内なる魅力を感じているようです。
デジタルの利点
一方で、デジタルスケジューラーの利点として「どこからでもアクセスできること」(57.8%)や、「修正が簡単であること」(43.8%)があげられます。さらに、デジタルの特性として「過去の検索が楽」という点(40.6%)や「共有機能」が利用されやすいことも今の時代にマッチしています。
結論
以上の結果を考慮すると、ビジネスパーソンのメディアやツール選択には、依然として紙媒体への強い支持があることが明確です。デジタルと紙、それぞれの特性を理解し、自身のライフスタイルに合った使い方を選ぶ時代になっています。流行に流されず、個々の価値観に従った選択が求められているのかもしれません。これからのビジネス全般において、紙の持つ独自の魅力と、デジタルの利便性をいかに組み合わせていくかが鍵となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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日本製紙連合会
- 住所
- 東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館
- 電話番号
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