相続手続きのオンライン化が進展する中、「そうぞくドットコム」が新たなマイルストーンを達成
株式会社AGE technologies(東京都新宿区)が提供する「そうぞくドットコム」が、累計取扱不動産件数55,000件を達成しました。このサービスは、超高齢化社会の進展に伴い、相続手続きを手軽に進められるオンラインプラットフォームとして注目されています。
相続手続きの複雑さとその解決策
相続手続きは、多くの書類の収集や名義変更が必要ですが、日本では家族構成や資産状況の多様化により、手続きが複雑化しています。戸籍の収集、一つの不動産に対する名義変更など、多くの手続きがあり、各家庭によって必要な書類も異なります。この煩雑さが原因で、相続手続きが完了しないケースも少なくありません。「そうぞくドットコム」では、必要情報を入力するだけで手続きが進むため、多くの家庭で重宝されています。
専門知識不要なネット相続
このサービスは、オンラインで簡単に利用できるため、専門知識がない方でも利用できるのが大きな魅力です。「そうぞくドットコム」は2020年にスタートし、全国の法務局での相続登記申請に利用されるようになりました。現在では全国47都道府県に対応し、ユーザーの居住地に関係なく相続手続きを進めることが可能です。このシステムにより、遠くに不動産を持つ場合や、家族と離れて暮らしている人でも安心して手続きが行えます。特に、コロナ禍における非対面での利便性が支持を集めています。
幅広いサービス展開
「そうぞくドットコム」は、不動産の名義変更から始まり、額面の口座解約手続き、有価証券や相続税の申告手続きなど、多岐にわたるサービスを提供してきました。法定相続情報証明制度にも対応し、相続人申告登記や残高証明書の取得まで、多様な手続きが可能です。また、相続手続きにとどまらず、相続不動産の売買コンサルティングや、生命保険の活用に関するコンサルティングも手掛けており、死後の手続きにも幅広く対応しています。
高齢社会への貢献
AGE technologiesは、「ネット相続」を通じて、家族間のコミュニケーションを促進し、相続問題に向き合うきっかけを提供しています。これにより、相続手続きの負担軽減だけでなく、家庭内での話し合いを促すことが期待されます。また、今後もエイジテック領域における新たなサービス開発や展開に取り組み、高齢化社会での重要な課題解決に貢献していく方針です。
未来を見据えた取り組み
同社は、相続を起点とした新しいサービスの開発に取り組んでおり、今後のエイジテック領域全体の課題解決に寄与することを目指しています。「そうぞくドットコム」の成功を基盤に、さらに多様なニーズに応えるサービス展開を行い、社会における相続問題の解決に貢献することを宣言しています。