長崎の未来を創る!産学官連携講義が生んだ独創的な観光企画とは
長崎大学の情報データ科学部が、長崎市や各種企業と協力して実施している産官学連携講義が第4回を迎えました。これは、昨年に引き続き地域創生をテーマに、学生たちがZ世代観光客のニーズに応じた観光イベント企画を行うというものです。この取り組みでは、Vポイントのデータを活用し、地域の持続可能な発展を目指しています。
講義の概要
2022年から始まり、今年で4回目を迎えるこの講義は、データマイニングや観光政策を専門とする一藤裕准教授が担当しています。受講生たちは、ライフスタイル推計値やTSUTAYAでの購買データ、さらに長大データバンクのモバイル空間統計データなどを駆使して、地域創生のアイディアを練ることが求められています。
参加者は73名で、11グループに分かれ、各々が「長崎市に必要な観光施設・イベント」を提案しました。Z世代に特化した観光施策の重要性を学びながら、具体的なイベントアイデアを発表する場が設けられました。
斬新なアイデアの発表
2026年の1月に行われた発表会では、各グループが独創的な観光企画を披露しました。特に注目されたのは、「あごだし」をテーマにしたイベントを提案した山ちゃんズです。このチームは、Z世代とのつながりが難しいテーマを魅力的に企画し、具体的な収支計画を示したことで高評価を得ました。
また、アニメコンテンツを活用した「推し活 × ランタンフェスティバル」を提案したチームや、「弱虫ペダル」を使ったデジタルスタンプラリーを計画したチームも、それぞれ貴重なフィードバックを受け、今後の成長に繋がることが期待されています。
講義の意義と今後の展望
参加企業や行政の関係者も出席し、学生たちの企画に対する具体的なフィードバックや地域課題についての議論が交わされたことは、非常に有意義な実践的な場となりました。産学官の連携によるこの取組みは、長崎の更なる発展への糸口を提供するものであり、実際のデータに基づいた提案力の向上が目指されています。
一藤准教授は、来年度の講義でもデータ分析力を高める取り組みを続け、マーケティング視点をより強化していく必要性を感じたと語ります。これにより、学生たちが実際に地域創生に貢献できる人材へと成長していくことが期待されています。
長崎大学とCCCマーケティング総研、長崎市、エヌタス、DMONAGASAKIなどが一体となって進めるこの講義は、学生に実践的なスキルを身につけさせるだけでなく、地域の観光業に革新をもたらす重要な活動として位置づけられています。今後も長崎の地域創生につながるプロジェクトが展開されることを期待しています。