今治港の新名所
2025-12-23 15:26:45

愛媛の今治港が誇る「せとうちみなとマルシェ」が国土交通大臣賞受賞

今治の新名所、せとうちみなとマルシェ



愛媛県今治市の今治港で定期開催されている「せとうちみなとマルシェ」が、令和7年度「地域づくり表彰」の最高位である国土交通大臣賞を受賞しました。この表彰は創意工夫に富んだ地域づくりの活動を表彰するもので、32の推薦事例の中から選ばれた僅か3事例の一つです。

港から交流の場へ



今治港は長年、交通や物流の要所として機能してきましたが、1999年に開通した西瀬戸自動車道の影響で、利用者が減少し、地域の活力が損なわれるという課題が生じていました。そこで、地元の事業者や観光協会、行政が連携し、港を「交通の港」から「交流の港」へと再定義するプロジェクトを立ち上げました。これこそが「せとうちみなとマルシェ」の誕生の背景です。

地域の文化と食を楽しむ



2022年11月にスタートしたこのマルシェでは、焼豚玉子飯や地物魚の競り市、スイーツ、クラフト雑貨など、地元の特色を生かした店舗が多数出店しています。美しいしまなみの景色を背景に多彩な店舗が並ぶその様子は、訪れる人に色鮮やかな体験を提供しています。

3年間の成果と課題



始まりから3年が経過した「せとうちみなとマルシェ」には多くの苦労がありました。出店者との交渉やテント設置の安全面、地域のボランティアを確保することなど、多くの課題を克服することで、市民の共感を得ながら新たなにぎわいを生み出してきました。現在では、月2回の開催において700以上の登録店舗を持ち、毎回1万人以上が来場しています。

特別なイベントと交流の創出



さらに、夏場には夜間に開催される「バルシェ」も人気です。この形式では、お酒を自由に楽しむことができ、地域の特産品を味わいながら、友人や家族とともに楽しい時間を過ごすことができます。また、会場内では様々なイベントも行い、地域の文化や伝統を存分に体験できます。

経済効果と今後の展望



最新の調査によると、2024年11月から2025年10月の間に、来場者数は約24.4万人、経済波及効果は約13億5,400万円とされており、前年よりも1億3,200万円の増加を記録しています。このような成長が評価され、全国規模での認知度も高まりました。

今治市の地域づくりにおいて、今後も「せとうちみなとマルシェ」は重要な役割を果たすことが期待されています。さらなる発展を目指し、地域活性化のための挑戦は続きます。実行委員会の原竜也運営委員長は、「この受賞がさらなる励みになる」と話し、地域と共に成長する意欲を示しました。

まとめ



今治港の「せとうちみなとマルシェ」は、港の魅力を再定義し、地域の活気を取り戻すための重要な取り組みです。今後も、地域住民や観光客に愛されるマルシェとして、その存在感を増していくことでしょう。地域全体の引き上げを図りながら、さらなる繁栄を目指す今治市にご注目ください。


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会社情報

会社名
今治市役所
住所
愛媛県今治市別宮町1丁目4番地1
電話番号
0898-32-5200

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