大和バレエ『雪月花』
2024-06-28 14:22:04

大和シティー・バレエ『雪月花』で紡ぐ日本の美 ~雪女、月夜、桜の森~

大和シティー・バレエ『雪月花』で紡ぐ日本の美 ~雪女、月夜、桜の森~



神奈川県大和市を拠点とする大和シティー・バレエが、2024年8月17日(土)にやまと芸術文化ホールにて、オリジナルダンス作品『雪月花』を上演する。

本作は、雪、月、花をテーマに、日本古来の四季折々の美しさを表現する3つの物語で構成されている。

雪「ゆきひめ」



井上バレエ団の重要なレパートリーの一つである「ゆきひめ」は、バレエの井上博文と日本舞踊の杉昌郎の出会いによって1972年に初演された作品だ。

『白鳥の湖』や『ジゼル』といった白いバレエの世界と日本舞踊の雪の世界を融合させた、日本らしいバレエ作品として知られている。

今回は、ハンブルクバレエ団プリンシパル菅井円加と新国立劇場バレエ団ファーストソリスト福田圭吾が主演を務め、美しく切ないワーグナーの旋律にのせて、雪女の物語を再び舞台に蘇らせる。

月「月夜に集う民の詩」



日本のコンテンポラリーダンスを牽引してきた二見一幸が、新作として「月夜に集う民の詩」を創作した。

抽象的でありながらも心に響く二見一幸の作風は、月の光の中に人々の内面を浮かび上がらせる。

月明かりに照らされる身体、そこに集まった人々の意識が交錯し、様々な関係性が生まれては消えていく様を、舞踊作品に表現している。

花「桜の森の満開の下」



近年、日本の物語をモチーフに作品を制作してきた池上直子が、坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」を題材に、新作「桜の森の満開の下」を創作した。

美と残酷さをモチーフに、妖しくも欲望のままに生きる美しい女と、惚れた女に翻弄される山賊の物語が展開される。

藤間蘭黄と本島美和の円熟した演技が、劇場の空間を忘れさせるほど、観客を作品の世界へと引き込む。

大和シティー・バレエ:伝統と革新を融合したダンス集団



大和シティー・バレエは、バレエとコンテンポラリーダンスを中心に舞台を展開している。

伝統芸能とのコラボレーションなども積極的に行い、ダンス、音楽、ストーリーが調和した斬新で躍動感あふれる舞台を創り出している。

多くの日本人ダンサーが世界で活躍する中、振付家として活躍している日本人はごくわずかだ。大和シティー・バレエは、大和から世界へ発信していけるような公演を創り出していくことを目指している。

『雪月花』公演概要



公演日時: 2024年8月17日(土) 16時15分開場/17時00分開演
会場: やまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県 大和市 大和南 1丁目8-1 シリウス 1階)
チケット料金: +S席:8,800円 S席:6,600円 A席:5,500円 B席:4.400円(全席指定・税込)

チケットはカンフェティにて発売中。

カンフェティ: http://confetti-web.com/ycb24s

大和シティー・バレエの公式サイト、公式Xアカウントでも公演情報を確認できる。

公式ホームページ: https://www.ycb-ballet.com/2024summer
公式X: https://x.com/yamatoballet

日本の美とバレエの融合、そして個性豊かなダンサーたちの表現力が見られる『雪月花』は、必見の作品だ。


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