Contrast Security、1億5,000万ドルの資金調達でグローバル展開を加速する

Contrast Security、1億5,000万ドルの資金調達を実施

デジタル時代のセキュリティニーズが高まる中、アプリケーションセキュリティのリーディングカンパニーであるContrast Securityは、Liberty Strategic Capitalによる1億5,000万ドルのシリーズE資金調達を発表しました。この資金調達は、同社の成長を加速し、今後のグローバル展開における重要な基盤となります。

資金調達の背景

この度の資金調達は、前財務長官のスティーブン・ムニューシンによって設立された投資会社Liberty Strategic Capitalが主導し、これまでContrast Securityに投資してきたWarburg PincusやBattery Ventures、General Catalyst、MicrosoftのM-12 Fund、AXA Venture Partners、Acero Capitalといった名だたる投資家も参加しています。これにより、Contrast Securityはアプリケーションセキュリティ業界でのニーズに応える唯一無二のプラットフォームへと進化します。

グローバル展開の加速

資金調達により、Contrast Securityは特に欧州中東アフリカ（EMEA）およびアジア太平洋（APAC）地域での成長をさらに加速させ、市場シェアの拡大を目指します。テクノロジーが進化する中で、多くの企業がデジタルトランスフォーメーションやアプリケーション開発に力を入れており、開発者の84％は、アプリケーションを迅速にリリースしていると報告しています。しかし、その背景には脆弱性の問題が潜んでいます。実際、緊急性の高い脆弱性が残ったままコードがリリースされているケースが多く、これにより重大なサイバー攻撃が発生しています。

米国ホワイトハウスは、こうした状況を改善するために新たな基準を設定する大統領令を発令しました。ニューマンCEOは、「今日の速いペースで動くアプリケーション経済において、サイバーセキュリティリスクを軽減することが企業の最大の関心事である」と述べ、顧客や政府、企業がセキュリティに投資する重要性を強調しています。

セキュリティと効率化の両立

Contrast Securityは、アプリケーション開発の効率化だけでなく、セキュリティチームや運用チームに対してもソリューションを提供し、ますます重要となるアプリケーションのセキュリティを強化しています。ムニューシン元長官は、アプリケーションに対する依存度が高まる中で、開発者がリアルタイムで安全を保証できるContrastのソリューションが注目されていると語っています。

現在、Contrast Securityの顧客にはBMW、DocuSign、AXA、チューリッヒ、損保ジャパン、米国赤十字などの名だたる企業が名を連ねています。これらの企業は、安全なアプリケーション開発を推進するため、Contrast Securityのテクノロジーを活用しています。また、AWS、IBM、Google、Microsoft、VMwareといった重要なパートナーシップも結んでおり、クラウドアプリケーションのセキュリティ対策を強化しています。

新たなニーズへの応える体制

多くの企業は、古いツールや診断テストに依存しているため、ソフトウェアが重大な脆弱性を持った状態でリリースされています。この流れを止めなければ、企業は大きなリスクを抱えることになります。しかし、米国の大統領令やDevSecOpsへのシフトにより、ヘルスケア、金融サービス、政府、テクノロジーなど多くのセクターでContrast Securityのソリューションに対する需要が高まっています。

Contrast Securityのプラットフォームは、アプリケーションのリリース時間を短縮し、サイバーリスクを大幅に削減することで、企業に競争優位性をもたらしています。これにより、企業の成長を加速させ、未知の脅威からアプリケーションを守ることが実現可能になります。

まとめ

Contrast Securityは、アプリケーションセキュリティ分野での地位を確立しており、今後のさらなる成長が期待されています。資金調達を通じて得たリソースを活かし、より多くの企業が安全なアプリケーション開発を実現できることが期待されます。デジタル時代において、Contrast Securityの果たす役割はますます重要となっていくでしょう。

会社情報

会社名

Contrast Security Japan合同会社

住所

東京都千代田区丸の内2-2-1岸本ビルヂング

電話番号