製造業の原価管理を進化させる!ホープスが提供する品目別実際原価管理テンプレート
株式会社ホープスは、製造業向けに製品ごとの原価を正確に把握し、分析が可能な「品目別実際原価管理テンプレート」の提供を7月1日より開始しました。本テンプレートは、EPM、BI及び予測分析を一つのプラットフォームで実現する「Board」を活用することで、製造プロセスにおける各工程での材料費、人件費、経費のコストを科目レベルで追跡し、透明性と効率性を高めます。
主要機能
本テンプレートは、以下の5つの主要機能を搭載しています。
1.
発生費用(原価)を3段階で配賦
原価を「負担部門」に配賦後、「製造部門」に再配賦し、「製品」に配賦することで、間接費を配賦基準に応じて配賦できます。さらに、管理したい費目を4階層まで設定できるため、詳細な分析が可能です。
2.
標準原価との差異分析
品目別に実際原価を標準原価と比較することで、同じ品目でも工場による原価差異の分析や、さらに工程単位での原価差異の分析が可能です。これにより、原価改善が必要な品目や工場・作業工程を特定し、具体的な改善策を検討することができます。
3.
複雑な原価計算への対応とシミュレーション
連産品や副産物を考慮した原価計算や、平均法を用いた原価計算にも対応できます。さらに、配賦基準を変えたシミュレーションも可能とすることで、様々な角度からの原価計算を実現し、製品の粗利率を分析することができます。
4.
経営管理機能
月次単位での登録・管理はもちろん、予算や見込・実績も登録できます。これにより、品目に対する経年比較、予算と実績の管理、標準原価と実績原価の管理、シミュレーションによるKPI管理などが可能となり、実績の可視化にとどまらない経営管理を支援します。
5.
ダッシュボード機能
目的に応じて品目別原価情報をERPのデータと組み合わせて、ダッシュボードで可視化・分析できます。テンプレートやBoardの標準機能に加えて、個別カスタマイズも可能で、報告用レポート作成を効率化できます。直感的なデザインにより、テンプレートを理解し、操作することも容易です。導入後にユーザが追加レポートを作成できるよう内製化の取り組みを支援することも可能です。
導入イメージ
本システムは、テンプレートとして提供されるため、導入はスムーズです。ただし、個社業務を踏まえた品目別原価算出ロジックの考慮や、社内システムとのデータ連携など、個別のカスタマイズが必要となる場合があります。導入に先立ち、取り組みの目的や業務領域の定義、品目別原価算出ルールの整備、ERPのマスタ整理等の事前整理も必要です。ホープスでは、包括的なサービスを提供しており、導入を見据えたPoC(実証実験)、Fit&Gap分析、導入、保守、内製化支援など、導入から運用までをサポートします。
Boardについて
Boardは、世界2,000社以上の企業に導入されているEPM、BI、予測分析を一つのプラットフォームで実現するソリューションです。Boardを活用することで、企業は素早いビジネスの意思決定、戦略、財務、運用を統合したよりスマートな計画策定が可能となり、組織全体で業績パフォーマンスを完全に把握するための重要な洞察を見つけることができます。H&M、BASF、バーバリー、トヨタ、コカ・コーラ、KPMG、HSBCなどのグローバル企業が、Boardを採用し、計画プロセスのデジタル変革を実現しています。
株式会社ホープスについて
株式会社ホープスは、「基幹系業務DXをリード」「ワークをもっとワクワクに」をモットーに、バックオフィス業務プロセスとそこに関わる人たちの働き方を変えていくことを通して企業競争力を向上させることを使命としています。クラウドERPやEPM等の構築・導入コンサルテーションを中心に、関連パッケージの導入、スクラッチ開発による各種業務システムの開発を手がける会社です。2020年10月からはSHIFTグループの一員となり、グループ連携による営業窓口の拡大によるサービス販路の強化、一層のサービス体制の向上にまい進しています。
まとめ
ホープスの提供する「品目別実際原価管理テンプレート」は、製造業における原価管理の課題解決に貢献する強力なツールです。本テンプレートを活用することで、原価の可視化、分析、改善を効率的に行い、経営の意思決定をより精緻なものにすることができます。製造業における原価管理の課題をお持ちの企業は、ぜひ本テンプレートをご検討ください。