高槻市で家族みんなで楽しむ埴輪づくり企画展
高槻市立今城塚古代歴史館では、2023年7月5日から9月15日まで、特別企画展「ハニワ―ルドへようこそ」が開催されます。この展示は、夏休みに子どもたちが埴輪について楽しく学ぶためのもので、多様な埴輪の形や作り方が紹介されます。大学講義の教材としても知られる埴輪は、主に funerary goods として用いられた土製の彫像であり、古代日本の文化を知る上で重要な存在です。
今年のテーマは「ハニワのつくりかた」。展示では、円筒埴輪や家形埴輪、人物埴輪といったさまざまな形を持つ埴輪が、どのように製作されていたのかを解説しています。復元された埴輪やその破片も展示され、来館者はその作り方や当時の技術を深く理解することができます。たとえば、円筒埴輪は粘土をひも状に伸ばし、円環を作って積み重ねることで形作られ、内側には職人の手の跡が鮮明に残っています。また、家形埴輪は層を重ねて作ることができ、その裏側を知ることで、過去の製作工程を覗くことができるでしょう。
さらに、展示会はただの展示に留まらず、子どもたちが楽しめるように工夫もされています。歴史館のキャラクター「しんちゃん」が、夏休みの自由研究を通じて埴輪の製作技術を調査するストーリー仕立てで、埴輪作りにまつわる様々な情報を子どもたちに伝えます。彼と一緒に学ぶことで、楽しみながら埴輪の奥深さに触れることができるでしょう。
企画展の詳細情報
- - 開催期間: 令和7年7月5日(土曜日)から9月15日(月曜日・祝日)まで
- - 休館日: 毎週月曜日、祝日の翌平日(7月22日、8月12日)
- - 開館時間: 午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
- - 場所: 高槻市立今城塚古代歴史館(高槻市郡家新町48番8号)
- - アクセス: 高槻市営バス「JR富田駅」1番乗り場より、いずれかの行き先に乗車し「今城塚古墳前」で下車、または「氷室」で下車し徒歩8分。
- - 観覧料: 無料
その他のイベント情報
展示会に合わせて、以下の特別イベントも行われます。
- - 勾玉づくり教室: 自分の好きな型紙を選んでロウ石を削り、勾玉を作ります。
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日時: 7月4日から8月2日、火曜日から土曜日まで(7月21日祝日を含む)
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定員: 各日先着5組
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料金: 400円
- - ハニワづくり教室: 粘土を使ったオリジナルのハニワづくり。
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日時: 8月3日から8月31日までの毎週日曜日 10時15分から12時まで
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定員: 申込順で各日15組
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料金: 300円。申し込みは7月3日から15日までに市のホームページから実施。
家族連れでの訪問にピッタリなこの企画展。夏休みの思い出に、ぜひ高槻市立今城塚古代歴史館へ足を運び、埴輪の文化に触れてみてください。
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