TMIPが迎えた5周年
2024年8月8日、
東京丸の内イノベーションプラットフォーム(TMIP)が設立5周年を迎えました。この5年の間に、TMIPは300を超える団体が参加する国内最大級のオープンイノベーションコミュニティへと成長しました。三菱地所株式会社が運営するこのプラットフォームは、新規事業創出支援に特化した活動を展開しており、これまでに累計25,000人以上がTMIPの活動に参加しています。
新たな価値の創造に向けた挑戦
TMIPは「新たな価値の創造と循環」を実現するため、産官学やスタートアップとのオープンイノベーションを促進してきました。最近掲げた新スローガン「その挑戦の、Team Mateに。」には、プレーヤーが抱える知見不足や人脈不足に寄り添い、共に挑戦していく姿勢が込められています。
この5周年を機に、TMIPは様々なプロジェクトを進行中で、特に注目すべきは大企業との新規事業創出に関する活動です。例えば、
富士通、京セラ、関西電力などが参加する共創プロジェクトが始まり、多くの企業がTMIPのプラットフォームを活用して新たな事業アイデアを実現しています。
実証実験とプロジェクトの実績
TMIPの活動の一環として、様々な実証実験も行われています。空間型VRを活用した観光体験イベントでは、東京・丸の内にいながら北海道十勝郡浦幌町の魅力を体感できる機会を提供しました。このイベントは、株式会社JTBやフォレストデジタル株式会社と協力し、地域の魅力を伝える新しい形の観光を実現しました。
また、
「バーチャル丸の内」というデジタル空間プロジェクトも始まり、未来の街づくりについての新しい可能性を探求しています。さらに、日本初の新事業特例制度を用いた公道走行の電動キックボードに関する実証実験も実施されるなど、イノベーションの多様化が進んでいます。
未来へ向かう取り組み
5周年を祝う中、TMIPでは今後の展望として
「TMIP Innovation Award 2024」の開催が発表されました。このアワードは、大企業の新規事業を評価し、優れた事例を称えるもので、参加企業が社内外の壁を越えて新たな価値を創造することを目指します。
おわりに
TMIPの今後には、大企業、スタートアップ、アカデミア、そして行政機関など多様なプレーヤーが集まり、さらなるイノベーションを創出する可能性が期待されています。この5年間に築かれたコミュニティの知見とネットワークを最大限に活用し、様々な社会課題の解決へとつなげていくことで、TMIPは次の5年へと進んでいきます。私たちもその動きから目が離せません。