照明器具『灯るこけし』の誕生
伝統工芸「こけし」が、現代の暮らしに新たな形で寄り添う照明器具『灯るこけし』の魅力が注目を集めています。このプロジェクトは、ソニーと桜井こけしのデザイナー達が協力して生み出したもので、照明器具の制作は兵庫県多可町を拠点とする株式会社村上工作所が担当しています。
プロジェクトの背景
本プロジェクトは「IN-HOUSE→SOCIAL DESIGN UNIT」の第一弾として行われ、企業デザイナーの専門知識を基に新たな価値を生み出すものです。ソニーグループのデザイナーたちは、宮城県の鳴子温泉で手がけられている伝統的な「鳴子こけし」に触れ、その魅力を新しい観点から解釈することで、今回の『灯るこけし』が誕生しました。
『灯るこけし』のデザインは、ろくろで木材を挽く手法にインスパイアされ、伝統的なこけしの形状をモチーフにしています。このように、古い技術を現代のニーズに合わせることで、伝統工芸が生き生きとした形で現れるのです。
村上工作所の取り組み
村上工作所は「光を、文化としてかたちにする」を理念に掲げており、光がただ空間を明るくするだけではなく、人々の生活に寄り添い、心地よい場を創出することを目指しています。今回の『灯るこけし』製作においては、桜井こけしの美しい木工と精緻な描彩の魅力を最大限に引き出すことが求められました。
また、木という自然素材から発する光を考慮し、独自の機構設計を行うことで、木の温もりや柔らかな質感を大切にしています。長年にわたる技術の蓄積を活かし、現代生活に溶け込む照明器具を作り上げています。
伝統と現代の融合
『灯るこけし』は、手仕事の伝統工芸と現代のデザインが融合したプロダクトです。この照明器具が存在することで、古からの技術が現実に息づき、私たちの日常生活に寄り添う存在となるのです。さらに、このプロジェクトでは、ソニーや富士フイルムのデザイナーによる他の個性的なこけし作品も同時に展示・販売されます。
会場では、これらの作品を通じて「光」と「人々の営み」の豊かな関係を体験することができます。ぜひ足を運んで、実際にその目で確かめてほしいと思います。
開催概要
本展示販売会は、2026年6月17日(水)から6月25日(木)まで、伊勢丹新宿店本館5階で開催されます。オンラインストアでも購入が可能ですので、詳細は公式サイトをチェックしてください。
リンク先
最後に
村上工作所は、光を与えて居心地の良い空間を作ることに注力し続けます。新たに生まれた『灯るこけし』を通じて、伝統的な技術が新しいライフスタイルに合わせて進化する様子を、ぜひ皆さんも体感してください。