スマホOSシェア動向
2025-07-17 15:50:42

2025年最新スマートフォンOSシェア動向と異変

世界のスマートフォンOSと機種シェア動向



アウンコンサルティング株式会社が発表した2025年7月版の調査結果によると、世界40カ国・地域におけるスマートフォンのOSおよび機種のシェアが明らかになりました。この調査では、2024年5月から2025年5月までのデータを基に、各国のシェア状況を分析しています。

全体のシェア状況


調査によると、2025年5月時点でのモバイルOSシェアでは、Androidが72.72%(前年同月比+1.2%)、iOSが26.2%(前年同月比-0.8%)となっており、全体的には大きな変化はないことが分かりました。一方、機種メーカーのシェアでは、Appleが26.92%(前年同月比-0.8%)、Samsungが22.71%(前年同月比-1.3%)となっています。

国別のシェア動向


国や地域ごとに見ると、特定の動向が見受けられます。フィリピンとメキシコにおいてはAndroidのシェアが急増しました。フィリピンでは92.65%(前年同月比+9.0%)、メキシコでは87.6%(前年同月比+10.4%)に達しました。これらの増加は、各国の経済状況や市場トレンドと深く結びついています。

フィリピンでのAndroidシェア増加の背景


フィリピンの市場においては、低価格Android機器の流入が要因とされています。IDCのデータによれば、2024年に出荷されたスマートフォンの半分以上が100ドル未満の安価なモデルでした。特に中国のTranssion(Infinix、Tecno、Itelなど)が積極的に投入したことが影響しました。

さらに、RealmeやVivoなどの中国ブランドも安価な機種を展開し、シェアを拡大しています。

メキシコにおけるAndroidのシェア拡大


メキシコでも、中価格帯の機種を選ぶユーザーが増加しています。調査によれば、2024年にはスマートフォンユーザーの68.8%が中価格帯の機種を選択しました。この傾向がAndroidに対する需要を増加させたようです。

インドネシアのiPhone16販売禁止


インドネシアでは、政府の製品基準に合わないため、iPhone16の販売が禁止されました。このためAppleのシェアが影響を受け、代わりにXiaomiがシェアを拡大し、2025年5月時点では同国で第1位となりました。Xiaomiの中価格帯機種が消費者に支持され、人気を集めています。

ポーランドのiOSとAppleの成長


ポーランドでは、OSシェアでiOSが前年同月比+16.6%を記録し、30.23%のシェア率を獲得しました。また、Appleの機種シェアも30.21%に達し、こちらも+16.5%という素晴らしい成長を見せており、iPhone16eの発売がその要因とされています。

今後の市場に向けて


アウンコンサルティングは、スマートフォン市場の動向が各国の経済や技術の発展に密接に関わることを示唆しています。今後の市場の動きに注視し、消費者のニーズの変化に合わせた戦略が求められるでしょう。具体的なデータやさらなる詳細は、アウンコンサルティングの公式サイトにてご確認ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
アウンコンサルティング株式会社
住所
東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F
電話番号
0570-05-2459

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。