ワールドのSDGs推進活動
今年の秋、株式会社ワールドは神戸市が主催する「こうべ環境博覧会 かんぱく2024」と三井不動産が主催する「MFLPプレミアムフェスタ2024」に出展しました。
このイベントでは、ワールドのSDGs推進室が企画した「アップサイクルを学ぶワークショップ」を開催しました。このワークショップでは、通常廃棄されてしまう衣料品の残布や残糸を再利用し、参加者はリース作りやハンドクラフトアート制作に挑戦しました。これは、リサイクル可能な資源に新しい命を与えるというアップサイクルの実践であり、参加者にとっても貴重な学びの場となりました。
さらに会場では「ワールド エコロモ キャンペーン」も展開され、不用な衣類を引き取るシステムを紹介しました。このキャンペーンは、ワールドが長年にわたって実施してきたもので、「エコロモ」という名称はエコロジーと衣(コロモ)を組み合わせた独自の造語です。ワールドは、「不要になった洋服でも、まだ価値があるならできるかぎり多くの人に届け、その価値を最大限に引き出したい」という理念の下、リサイクルパートナーとの連携を深めています。
これまでにエコロモキャンペーンでは、累計で1,861万点以上の衣料品を回収し、その収益金は支援を必要とする子供たちの未来をサポートするために役立ててきました。この取り組みは、ファッションビジネスにおけるサステナビリティの重要性を広く知ってもらうための重要な活動です。
働きかける若い世代
ワークショップでは、特に子供たちにファッションを通じてSDGsの重要性を体感してもらうことに重点が置かれています。参加者たちは自分の手で作品を作ることで、アップサイクルの価値を実感し、衣料品の無駄を減らす意識を高める機会となりました。これにより次世代の環境意識の向上が期待されます。
サステナブルな未来を目指して
ワールドグループは、1992年から「SPARCS(スパークス)」という構想のもと、消費者のニーズに応えながら無駄を削減し、持続可能な産業を目指してきました。この取り組みは、衣料品業界におけるエコシステムの確立を目指すものであり、今後も多様性と選択肢のある持続可能な社会の実現を目指します。
イベント参加を通じて、ワールドは新しい価値や可能性を模索し、サステナビリティを実現するために積極的に行動しています。これからも、ファッション業界の持続可能性の推進と、次世代への教育的根付きを実現するための様々な取り組みを継続していくことが求められます。