「Tech for Impact Summit 2025」が革新の道を開く
2025年10月7日(火)、東京・虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「Tech for Impact Summit 2025」が開催されます。このイベントは、テクノロジーを駆使して社会課題の解決を目指すスタートアップへの投資を行う国際カンファレンスです。
賞金総額7,500万円のプログラム
主催者であるソーシャス株式会社は、今大会において、総額50万ドル(約7,500万円)にのぼる投資資金の配分先を決定します。この資金は、スタートアップのピッチコンテストを通じて選ばれたプロジェクトに支給されます。
特筆すべきは、選定の過程で導入される「Quadratic Funding(クアドラティック・ファンディング)」という評価モデルです。これにより、単なるプレゼンテーション能力に留まらず、コミュニティの支持も反映される評価基準が設けられます。スタートアップは広範な支持を集めたもののみが選ばれ、真のインパクトを持つプロジェクトが選出されることとなります。
投資先の決定方法
具体的な選定方法は、以下のような要素を基に行われます。
- - コミュニティ投票: 参加者を含むコミュニティからの一般投票によって選ばれます。
- - 寄付: サポーターから直接寄せられた資金が考慮されます。
- - インパクトポイント: 社会課題解決への貢献度に応じて得られるポイントにより、評価が行われます。
このような多角的な評価方法によって、優れたプレゼンテーションだけでなく、コミュニティに共感を呼び起こすプロジェクトが選ばれるのが特徴です。
投資トラック別の賞金額
投資総額の内訳は以下の通りです。
1.
新興市場トラック: $200,000(約3,000万円)
- 開発途上国を拠点とするプロジェクトに対する投資。
2.
女性リーダートラック: $200,000(約3,000万円)
- 経営陣の50%以上を女性が占める組織への支援。
3.
オープンイノベーショントラック: $100,000(約1,500万円)
- すべての組織が応募可能です。
豪華な講演者陣
「境界を超えて、共に築く2050」をテーマに、国内外のトップリーダーたちが登壇します。台湾のデジタル民主主義の先駆者であるオードリー・タン氏、イーサリアム及びカルダノの共同創設者チャールズ・ホスキンソン氏、脳科学の権威であるジョン・ドノヒュー氏、量子コンピュータの専門家北川拓也氏など、各界からのスピーカーが未来への洞察を提供します。
イベントは、様々な言語に対応し、全てのセッションに日英の同時通訳がつくため、国内外を問わず参加することができます。
参加方法と特典
参加希望者には、特別な招待コード「PR1000」を提供します。これを利用することで、ステージパスが800円から無料に、学生・シニアパスも1,000円から無料で提供されます。また、その他のチケットも1,000円の割引が適用されます。
さらに、サミットを共有する「アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)」研修を通して、参加者全員が安心していられる環境作りも進めています。ボランティアスタッフの募集も行われており、より多くの人々がこのイベントに関与できる機会を提供しています。
詳細は公式ウェブサイトや募集ページをチェックしてみてください。今回の「Tech for Impact Summit 2025」は、未来に向けた大きな一歩となることでしょう。