地域防災の強靭化に向けた新設が決定
地球温暖化が影響を与え、自然災害の頻発や激甚化が懸念されています。また、人口の減少や少子高齢化は、地域の自治体における職員の人手不足につながり、その結果、地域の防災力にも影響を与えています。これらの課題に立ち向かうためには、民間と官公庁の知見を結集し、先端的なテクノロジーをうまく活用した持続可能な防災システムが必要です。そこで、NTT東日本は『防災研究所』を設立し、地域防災力の向上に向けた取り組みを行うことを発表しました。
新たな防災研究所の設立
防災研究所は2025年4月1日に設置予定で、NTT東日本グループが持つ多面的なリソースと地域通信の知見を活かして、自治体の災害対応を支援する仕組みづくりに取り組みます。特に、災害発生時にはいかに迅速かつ的確に避難誘導を行い、命を守るかが重要なテーマとなります。助けが必要な地域住民を支えるため、さまざまな技術を駆使した研究を行うことが期待されており、これにより地域の防災計画がより強固なものへと進化するでしょう。
具体的な活動内容
防災研究所では、以下のような具体的な取り組みを進めます。
- - 被害と避難状況の予測研究: 先端のテクノロジーを駆使して、自然災害による被害を予測し、避難の必要性を判断できるシステムの構築を目指します。これにより自治体の災害対策本部が運営しやすくなることを狙います。
- - フィールド実証による研究成果の反映: 学術的な研究だけでなく、実際のフィールドでの実証を通じて、その研究内容を改善し、自治体の防災計画に直接的に活用していきます。これにより、研究成果が地域で実際に使われることを目指します。
- - 地域支援ネットワークの構築: 高齢者などの要配慮者を見守るためのネットワークの形成を行います。また、防災に関する知識向上を図るため、各地域でワークショップの開催を計画しています。
今後の展望と最新情報
防災研究所は、地域における安心安全の向上に寄与することを目標に掲げています。この取り組みの成果や進捗は、公式ウェブサイト(
防災研究所ホームページ)にて随時更新していく予定です。情報の透明性を確保し、地域の方々に信頼される存在を目指して活動していきます。防災に対する意識を高め、地域からの信頼を得ることで、より持続的な防災体制を築いていくことが期待されます。
お問い合わせについて
防災研究所に関するお問い合わせは、同ホームページの問い合わせフォームを通じて受付けています。地域の防災力を向上させるための取り組みに、是非ご関心を寄せていただきたいと思います。