大丸松坂屋がデジタルマーケティングの賞をダブル受賞!
大丸松坂屋百貨店が、このたび「第13回 Web GRAND PRiX」において、「企業グランプリ部門 プロモーションサイト賞 グランプリ」と「Web人部門 Web人賞」をW受賞しました。これは、同社が誇るビジュアルアイデンティティ「百様図」をテーマにした特設サイトが評価された結果です。特設サイトの制作にあたったのは、株式会社日本デザインセンター三澤デザイン研究室と、株式会社マウントという二つのデザイン会社です。
Web GRAND PRiXは、デジタル社会の発展に寄与した「人」と「サイト」を表彰するための賞で、今回は2つの部門に分かれています。企業グランプリ部門は、企業のウェブサイト制作への努力を評価するもので、Web人部門はデジタル分野での功績を称える賞です。過去の11回の受賞者たちがその名を馳せてきた中で、大丸松坂屋もまた新たな歴史を刻みました。
「百様図」特設サイトの魅力
今回、プロモーションサイト賞を受賞した「百様図」は、同社が2023年7月に発表した新たなビジュアルアイデンティティを紹介するためのものです。「百様図」は、「歴史」「土着」「うつろい」「気持ち」といった4つの視点から成り立ち、同社が大切にしている価値観を表現しています。この特設サイトは、多くの人に驚きを与えるモーショングラフィックと音楽が特徴で、ただ見た目が美しいだけではなく、VIが持つ思いを正しく伝えようとする姿勢が評価されました。
特設サイトのデザインチームには、川島蓉子氏(スーパーバイザー)をはじめ、数名のデザイナーが参加しています。彼らは「紙」の質感を大切にし、重なり合う音を表現することに尽力しました。このような妥協のないこだわりが、受賞に結びついたと百丸松坂屋の百田光里氏は語ります。
デジタルの進化と岡崎路易氏の手腕
さらに、Web人賞を受賞した岡﨑路易氏は、実績豊富なDX推進部の部長で、伝統的な百貨店の枠を超え、新たなデジタル事業を推進してきました。メタバース事業やインフルエンサー事業、VTuber事業など、デジタル領域での革新に向けた取り組みが評価され、彼自身もデジタルクリエイティブに積極的に関与しています。彼は「メンバーや共創パートナー、クリエイターの皆さんのおかげで進化できた」とコメントしており、その感謝の気持ちが伝わってきます。
新たなビジネスモデルの探索
大丸松坂屋はコロナ禍の影響を受け、リアル店舗に依存する従来のビジネスモデルに疑問を持ちました。その結果、デジタル領域で新規事業の開発に力を入れており、メタバースを活用したシティプロモーションやSNSでの情報発信を行っています。これらの取り組みは、今後BtoCだけでなく、BtoBやBtoGといった新たな市場への展開も目指すものです。
特設サイト「百様図」は、デジタルの時代における大丸松坂屋の新たな挑戦を象徴するもので、多くの人々にその価値観を伝えるキャンペーンの一環でもあります。今後の展開に期待が寄せられます。詳しい情報は
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