派遣業界の新時代
2023-12-25 18:00:01

派遣業界の新しい風:現場社員による組織運営の実態

派遣業界の新しい風:現場社員による組織運営の実態



株式会社ライズは、建設およびIT業界向けにエンジニアを派遣する会社であり、その特色は派遣社員からなる「現場組織」の設立です。この組織は、一般的な派遣会社の本社や支店のスタッフだけでなく、クライアント先で働く社員で構成されています。こうした新しい形の組織は、派遣業界においてはまだまだ珍しいものです。

現場社員による新たな組織構造


現場組織は、10段階の職位階層から成り立っています。各チームは約5名のメンバーと一人のリーダーから成り立ち、リーダーは毎月、メンバーにヒアリングを実施し、その結果を一つ上の職位であるA1リーダーに報告します。さらに、リーダーはメンバーの業務日報を確認し、定期的に開催されるリーダー会議にも参加する必要があります。

リーダーとしての経験を積むことで、彼らはチーフリーダーやマネージャーといった上位の職位に昇進し、現場の課題を解決するために協力して取り組んでいきます。このシステムは、社長の岩井が派遣で働いた経験を基に構築されました。彼が当時感じた「会社との距離」と「キャリアアップの難しさ」に基づいて、ライズでは派遣社員が自分の会社に対して愛着を持ち、自らがキャリアを築くことができる場を提供したのです。

10年間の試行錯誤の成果


この現場組織を構築してから約10年が経ちました。当初は試行錯誤が続きましたが、現在ではしっかりとした形が見えてきたと感じています。特にリーダー層の社員たちは、現場組織の運営に全力で取り組んでおり、これによって自立意識が高まり、強いビジョンを持つ組織となっています。これは他社が簡単に模倣できないユニークなスタイルです。

リーダー大会の意義


最近、株式会社ライズでは「リーダー大会」を開催しました。この大会には、現場組織のリーダー135名が参加し、現場MVPの表彰や組織の方向性についてのパネルディスカッションなどが行われました。大会は、リーダー同士の交流を深める良い機会となりました。

リーダー大会では、現場での活躍を称える「現場MVP」が選出され、受賞者は社員自らによって選ばれました。受賞者は、内部研修やSNS活用での情報発信、部活動の推進などで特に貢献したメンバーでした。これにより、社員同士の連帯感も高まり、会社への愛着を育むことにつながったことでしょう。

質疑応答とパネルディスカッション


大会では社長の岩井が会社の業績や今後の方向性を発表し、70以上の質問がリーダーから寄せられました。また、パネルディスカッションでは、現場組織の在り方や今後の課題について様々な意見が交わされました。特に、資格を持つ現場社員たちが自らの意見をオープンに発言できる場であったことは、社員が抱える問題への意識を高める効果がありました。

リラックスした交流の場


大会後には懇親会も開催され、リーダーたちはリラックスした雰囲気の中で情報交換を行いました。普段はオンラインでのコミュニケーションが多いため、実際に顔を合わせることで距離感を縮めることができました。社長とも気軽に意見交換ができる開かれた社風が、ライズの魅力でもあるのです。

まとめ


ライズの現場社員による新しい組織形態は、派遣業界の新時代を迎えています。今後もこのような取り組みを通じて、社員全体の意識向上と強い組織作りを進めていく所存です。どうぞご期待ください。

【会社概要】
  • - 社名:株式会社ライズ
  • - 所在地:千葉県松戸市松戸1307-1 松戸ビル16F
  • - 代表取締役:岩井勇二郎
  • - 設立:平成6年3月
  • - 事業内容:建設及びITエンジニア派遣・アウトソーシング事業
  • - HP:https://www.rise-jms.jp/index.html

会社情報

会社名
株式会社ライズ
住所
千葉県松戸市松戸1307-1 松戸ビル16階
電話番号
047-703-4510

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