株式会社Apas Portは、東京都渋谷区に本社を構える企業で、Web3関連のクリエイティブプロダクションを手がけています。そしてこのたび、同社はRWA(Real World Asset)専用のレイヤー1ブロックチェーンであるPlume Networkとパートナーシップを結び、新たな暗号資産レンディングサービス「HARVEST FLOW」を展開することを発表しました。このサービスは、社会貢献を実現しつつ、安定した収益を得ることができるという新しい形のレンディングを提供します。
HARVEST FLOWの主要な目的は、事業者に対し暗号資産を貸し出すことで、社会的および経済的な価値を生み出すことです。このプロジェクトは、特にカンボジアの金融サービスにアクセスが難しいドライバーをターゲットにし、約2000万ドル規模のローンを提供することを目指しています。この取り組みを通じて、Apas Portは地域社会の社会問題に対する解決策を模索しています。
この新たなサービスにおいて、お金の流れを通じて社会貢献を行うだけでなく、アーティストとのコラボレーションで生まれた応援証明書(Proof of Support)NFTを通じて、ユーザーは利息の受け取りや元本の償還を行うことができます。これは、暗号資産とNFTを活用した新しい資金調達手法であり、ますます成長するWeb3市場において特異な存在です。
Plume Networkは、RWAfi(現物資産ファイナンス)に特化した最初の完全統合型のL1モジュラーブロックチェーンとして、セキュリティと透明性を兼ね備えた金融エコシステムを提供しています。今般、同ネットワークは180以上のプロジェクトがプライベート開発ネットワークで参加しており、RWAs(リアルワールド資産)のトークン化と分配を実現しています。また、12月にはシリーズAの資金調達で2000万ドルの調達を見込んでおり、世界中の投資家から注目を集めています。
HARVEST FLOWは、先述の通り、すでに第一弾プロジェクト「RWA-001」を今年の8月に販売して完売を果たしています。このプロジェクトでは、早速4名のドライバーに対して車両ローンが提供されており、現地の金融包摂や雇用創出へとつながっています。
Plume Networkとの提携により、HARVEST FLOWはさらなる拡大を目指しています。具体的には、車両ローンの機会を増やし、RWAに特化した同ネットワークの利点を生かすことで、拡張性と透明性の高いローンの仕組みが可能となります。
Plume Networkのアセット戦略責任者であるジャスティン・チェン氏は、「このプロジェクトこそが、ブロックチェーンとIoTデバイスの組み合わせによる革新的な金融商品を創出し、現実世界に大きな影響をもたらす力を示している」とコメントしています。また、HARVEST FLOWのディレクター、南出聖希氏は、「Plume Networkの技術基盤のもと、透明で信頼できるサービスを提供することで、より多くのユーザーに価値を届ける」と意気込みを語っています。
今後、HARVEST FLOWはこの第一弾プロジェクトから得た知見をもとに、サービスの透明性や利便性を向上させていきます。2025年には、車両モビリティセクターに関連した新たな社会貢献プロジェクトを計画しており、持続可能な経済成長を目指します。
Apas Portについて言えば、同社は「Web3の力で世界に感動を届ける」というミッションのもとに設立され、様々なNFTプロジェクトやデジタルコンテンツを展開しています。日本を代表するWeb3企業として、今後もその存在感を強めていくことでしょう。