車内の危険を知る
2025-07-29 13:20:28

夏の車内で子どもやペットを守るための注意点とは?

子どもやペットを守るための車内安全対策



子どもやペットを車内に残したままドアをロックしてしまうこと、『キー閉じ込み』の危険性が高まっています。一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が、昨年8月の1カ月間におけるこの件数を公表しました。

キー閉じ込みとは?



『キー閉じ込み』とは、車のキーを車内に残したままドアをロックしてしまい、鍵が車内に取り残されている状態を指します。この現象は、インロックやインキーとも呼ばれ、JAFの救援要請の中で非常に多く発生しています。

救援件数と特徴



2024年の8月1日から31日までの期間にJAFが出動した救援の中で、子どもやペットが車内に残されたケースは全国で54件に上りました。この内、緊急性が高いと判断され、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割って救援するという手段が取られたのは7件でした。

現場での調査によると、主な原因は「子どもを車内に残し、ドアを閉めた際に自らロックしてしまった」や「ペットが誤ってロックボタンを押した」といったものでした。特に最近では、スマートキーの普及が進む中でも、このようなトラブルが発生しています。スマートキーでも、特定の条件下ではキー閉じ込みが起こるため、十分な注意が必要です。

車内温度の危険性



具体的なデータによると、JAFは真夏の車内温度の変化について調査を行っています。特に送迎用バスとミニバンを比較した結果、車両の大きさによる温度差はあまり見られなかったものの、その結果、曇りの日でも1時間後には車内温度が40℃を超えることがわかりました。

暑さ指数が危険レベルに達するため、ほんの数分車を離れるだけでも子どもやペットには危険です。「少しの時間だから大丈夫」と考える方も多いかもしれませんが、その安心感が事故を引き起こすことに繋がります。

事故を避けるために



車内に子どもやペットを残さないという基本的なルールを徹底することが最も重要です。天候や温度に関わらず、車の中に置き去りにすることは避けるべきです。また、車を離れる前には、必ず中に人が残っていないか確認する習慣をつけましょう。

最近の事故報告を受けて、この季節には特に細心の注意を払う必要があります。もしも避けられたはずの事故が起こってしまったら、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあります。

まとめ



子どもやペットを車内に残すことは、思っている以上に危険性が高い行為です。我々も事故のニュースを目にして、他人事としてパスしてしまうのではなく、自らの行動を振り返り、その危険を再認識することが大切です。安全運転を心がけ、ぜひその注意を惜しまないようにしましょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人 日本自動車連盟
住所
東京都港区芝大門1-1-30日本自動車会館14階
電話番号
03-3578-2811

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