ファブリカHD、オートレックス株式会社を傘下に迎える
株式会社ファブリカホールディングス(以下、ファブリカHD)は、2025年4月30日開催の取締役会で、オートレックス株式会社の株式を100%取得し、完全子会社化することを決定しました。この動きは、デジタル化を推進し、新たな成長領域への拡大を図る企業戦略の一環として位置付けられています。
子会社化の背景
ファブリカHDは、SMSソリューショングループとU-CARソリューショングループを中核として、企業のデジタル化を進めています。このプランには、既存事業の競争力を向上させるだけでなく、新たな市場への進出をも含まれています。特に、商用車市場、特にトラックの分野において強化を図る方針です。オートレックスが持つ自動車販売業務に関する豊富なノウハウと全国に広がる営業・サポートのネットワークを活用することで、より強固な競争力を築く狙いがあります。
オートレックスの概要
オートレックスは、中古トラックの情報掲載サイト「トラックバンク」を運営する企業で、市場内でもトップクラスの情報量を誇ります。「トラックバンク」では12,000台以上の中古トラック情報が提供されており、約300社の販売業者が参加するプラットフォームとして機能しています。これにより、ファブリカHDはオートレックスの専門性と顧客基盤を活用し、さまざまな商用車関連サービスへの展開を視野に入れています。さらに、トラック部品、重機、レンタルトラックなどのサービスも含む「パーツバンク」や「重機ボックス」なども運営しており、商用車産業全体への理解が深まります。
未来の成長に向けたシナジー
ファブリカHDとオートレックスの統合は、両社が持つ経営資源や技術を最大限に活用することで、新たなシナジーを生むと期待されています。営業拠点の確保や、既存事業との連携を強化することで、販路を拡大し、顧客サービスの向上を図る計画です。こうした全体的な施策は、商用車市場の活性化にもつながるでしょう。
株式取得の詳細
現在のファブリカHDの保有株式数は0株で、株式取得後には60株(議決権保有割合100%)となります。株式取得は2025年5月30日を予定しています。この一連の動きが業界にもたらす影響は大きく、ファブリカHDの今後の成長戦略が注目されます。
会社情報
代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
所在地:東京都港区赤坂1−11-30 赤坂1丁目センタービル 9F
設立:1994年11月
株式:東証スタンダード市場(コード番号:4193)
コーポレートサイト
代表者:代表取締役 金山 恭久
所在地:三重県四日市市日永東一丁目2-5
設立:2013年11月
事業内容:中古トラックを中心とする情報掲載サイト運営
このニュースに関する問い合わせは、ファブリカHD広報室(TEL:052-959-3460、E-mail:
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