Lentranceが新たなCBTサービスを発表
株式会社Lentranceが、学校向けの新しいコンピュータベーステスティング(CBT)サービス「LentranceCBT」を2025年10月にトライアル開始し、2026年春に正式に提供することを発表しました。このサービスは、既存のLentrance学習用ICTプラットフォームと密接に連携し、効率的な学びをサポートします。
LentranceCBTの主な特徴
「LentranceCBT」は、算数・数学、国語、理科、社会、英語の主要5教科に対応しており、基礎問題や標準問題がCBT形式で提供されます。また、MEXCBTと同じユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を採用しており、操作もスムーズに行えます。さらに、既にLentranceを導入している学校では、新たに申し込みをする必要がなく、すぐに利用を開始することができます。
教育現場の変革に向けて
文部科学省は全国の小中学校において学力調査の方法を紙ベースからCBT形式に移行する方針を打ち出しました。この動きは、教育現場の負担軽減やAIを活用した個別学習の実現を目的としており、CBTには採点の自動化や学習の最適化といったメリットがあります。しかし、紙ベースからの移行には、新たな操作や回答方法に慣れるための教育が必要となり、事前準備や管理が複雑化する懸念もあります。
デジタル教科書との連携
デジタル教科書の普及が進む中、LentranceCBTは多様な教材へのアクセスを強化する役割も果たします。授業中の使用頻度が高まる中で、デジタル教材とCBTの連携が容易なことは、教育現場にとって大いに利点となるでしょう。
学習評価としてのLentranceCBT
LentranceCBTは、授業時間を利用して迅速に理解度を確認したり、定着度をチェックしたりすることが可能です。5分程度の短時間で行えるため、授業の進度に応じた予習や復習のツールとしても活用できます。また、MEXCBTの操作に慣れるための予行演習の場としても十分な役割を果たします。
「すべての人の学びの入り口」として
Lentranceは「すべての人の学びの入り口になる」という理念のもと、学習者を重視した機能の強化や新たな関連サービスを展開していく方針です。社名の「Lentrance」は、「Learning」と「Entrance」の組み合わせで形成されており、学ぶことに対する入り口を提供することを目指しています。今後、様々な教育現場での活用例を通じて、より多くの学びの場を創出していくでしょう。
今後の展開
教育のデジタル化が進む中で、Lentranceが提供するCBTは教育現場における新たな可能性を広げるものと期待されています。また、学びの場や形式が多様化する中で、LentranceCBTがどのように受け入れられ、活用されていくのか注目が集まります。
詳しい情報は
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