株式会社Liquidの新たな取り組み
株式会社Liquidは、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を通じて、不正対策を強化する新機能「複数アカウント作成防止機能」、通称「複アカ防止機能」を導入しました。この機能は特に、マーケティング施策の一環として行われるポイント付与や抽選施策において発生する不正な複数アカウントの作成を防ぐことを目的としています。
不正なアカウント作成の背景
現代のデジタル社会において、特典やサービスを得るために、個人が不正に複数のアカウントを作成する事例が増加しています。たとえば、1人のユーザーが数千のアカウントを持ち、それを利用して不正に応募するケースが確認されています。このような行為は、正規ユーザーの特典機会を奪い、公正な競争を妨げる重大な問題です。
複アカ防止機能の概要
新機能「複アカ防止機能」は、LIQUID eKYCを通じて本人確認をしたユーザーの情報を利用し、他の登録者の情報との一致を判定します。具体的には、氏名や生年月日が一致するかどうかを検証し、不正ユーザーの排除を目指します。このプロセスにおいて、事業者は個人情報を保有する必要がなく、過去の本人確認データを照合するだけで判断が可能です。
特徴
- - 個人情報の非保有: ユーザーの個人データを保持せずに、本人確認の結果のみを参照します。これにより、プライバシーを保護しつつ、不正防止が実現可能です。
- - 多様な本人確認方法: 撮影方式やICチップ方式、マイナンバーカード、運転免許証など、さまざまな本人確認書類に対応しています。
- - 高度な名寄せ機能: 結婚後の名前変更や表記ゆれにもしっかり対応し、柔軟に判断ができるようになっています。
ユースケース
この機能は、不正防止とユーザー管理の向上に貢献します。具体的には、
- - ポイントキャンペーンにおける大量アカウントの不正応募対策
- - ユーザー管理の最適化
- - 異なるサービス間でのID統合による一元管理
- - eKYC情報を用いた既存登録者の当人確認
LIQUID eKYCの市場における地位
株式会社Liquidの提供する「LIQUID eKYC」は、eKYC市場において6年連続No.1の実績を誇ります。このサービスは、運転免許証やマイナンバーカードの撮影、ICチップの読み取り、さらには自撮り写真との照合を行うことで、オンライン完結での身元確認を実現しています。独自のAI技術や生体認証技術を駆使することで、利用者の離脱率を低く抑えつつ、効率的な本人確認を可能にしています。累計本人確認件数は約1.3億件、契約企業数は約600社に達します。
Liquidのビジョン
Liquidは、生体認証を利用して「認証を空気化」することで、全ての人が安全にサービスを利用できる社会の実現を目指しています。金融取引から不動産、CtoC取引まで、幅広い分野でのオンライン本人確認の浸透を進めており、より利便性が高く安心なサービス提供に取り組んでいます。これからもLiquidの技術革新に注目が集まります。