ANAファシリティーズ株式会社は、森林保全に積極的に取り組むため、土井木工株式会社、東広島市、賀茂地方森林組合と共に「東広島市森林づくりパートナー協定」を締結しました。この協定は、企業が林業に参加することで持続可能な森林管理を促進し、地域貢献を目指すものです。
「企業の森」区画の運用
提携する中で、ANAファシリティーズは自社所有の林を活用し、「企業の森」区画を設けることにしました。この区画は、企業や団体が森林づくり活動を行うためのフィールドとして機能します。土井木工はこの活動において第2のパートナーとして参加し、専用の「DOI Forest」として、10年間にわたり1ヘクタールの森林を提供します。
ANAForestによる森林づくり
ANAファシリティーズの取り組みは、「ANAForest」と名付けられた森林づくりプログラムに基づいています。2024年1月から本格的に活動を開始し、東広島市内の自社林を使用したさまざまな森林整備や生物多様性保全の活動を行っていく予定です。この活動は、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。
TRACEABLE TREEの導入
さらに、土井木工が展開する「TRACEABLE TREE」システムでは、森林から製品までの過程を透明に管理することが可能となります。これにより、地域に根付いた資源の利用が促進され、消費者の信頼が向上することが期待されます。
地域貢献と持続可能な成長
この協定の意義は、地域と企業の連携強化、そして環境への貢献です。ANAファシリティーズは、森林整備を通じて二酸化炭素の吸収林を育成し、地域生態系の保全に努めます。さらに、東広島市と賀茂地方森林組合とも連携し、地域の活性化に貢献していきます。
地域の森林づくりパートナー制度
東広島市では、企業との連携により森林が持つ公益的機能を高める「森林づくりパートナー制度」が推進されています。この制度を活用することで、企業は持続可能な森林管理に貢献し、地域のステークホルダーがその成果を享受できるしくみとなっています。
ANAファシリティーズの社会的使命
ANAファシリティーズは1961年に設立され、ファシリティマネジメントや不動産業務を中心に活動しています。本社は東京都中央区にあり、地域経済への貢献とともに、持続可能な未来を構築する企業としての役割を果たしています。今後も、環境保全に向けた活動を一層強化していく考えです。
この協定を通じてANAファシリティーズは、企業としての責任を果たし、「資源が美しく巡る未来」へ向けた実現を目指していきます。