大学1・2年生のキャリア形成
2024-07-19 10:36:45

大学1・2年生向けキャリア形成支援、企業の意識と実態を調査!~企業は学生との接点をどのように築いているのか?~

大学1・2年生との接点づくり、企業は必要性を感じているのか?



株式会社ベネッセ i-キャリアは、企業における大学生の新卒採用担当者や現場担当者を対象に、「大学1・2年生向けのキャリア形成」に関する意識調査を実施しました。

調査結果によると、実に76.1%の企業担当者が大学1・2年生との接点づくりの必要性を感じていることが分かりました。その理由は、「就活本番期前に大学生の自社認知度を高めたい」「就活本番期前に大学生の自業界認知度を高めたい」「自社にフィットする人材を早期に見つけたい」といった、将来の採用活動を見据えた戦略的な目的が上位に挙げられています。

一方で、必要性を感じない理由としては、採用側のリソース不足や、学生側のキャリア感がまだ十分に形成されていないことなどが挙げられました。

企業はどのような施策を実施しているのか?



調査では、大学1・2年生向けのキャリア形成支援施策として、企業が「オープンカンパニー(会社説明会、社員との交流会など)」と「キャリア教育(業種や職種の理解促進、自己分析やキャリア観醸成をサポートするイベントやセミナーなど)」を実施していることが明らかになりました。

具体的な施策内容としては、「オープンカンパニー」では会社説明会や職場見学が人気で、「キャリア教育」では学生の自己分析をサポートするイベントやセミナー、就活のノウハウを伝授するイベントなどが多く実施されています。

施策実施における課題と今後の展望



企業が直面する課題としては、「プログラム内容の設計」「運営面(マンパワー不足)」「実施時期、期間の設定」などが挙げられました。特にプログラム内容の設計については、大学3・4年生向けの施策と比較して、1・2年生向けでは企業側も効果的なプログラムを模索している様子が伺えます。

また、約9割の企業が、大学1・2年生向けの施策において外部機関との連携を実施していることも明らかになりました。大学との連携では、会社説明会や職場見学が主流ですが、「大学以外」との連携では、学生団体や他企業との連携も増加傾向にあります。

低学年からキャリアを考える機会を提供



就活の早期化が進み、学生は低学年の段階から将来のキャリアについて考える必要性に迫られています。しかし、十分な時間がないために、興味関心のある分野に限定した選択をしてしまい、入社後にミスマッチが生じるケースも少なくありません。

企業が大学1・2年生に対して、キャリアに関する学びの機会を提供することで、学生は自身のキャリアについて深く考え、将来の目標を明確にすることができるようになるでしょう。産学連携を強化し、学生と企業が協力して、より効果的なキャリア形成支援を進めていくことが重要です。


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会社情報

会社名
パーソルキャリア株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディング27階
電話番号

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