日本の伝統建築の未来を見据えた工務店、素朴屋株式会社(山梨県北杜市)は、東京インターナショナルギフト・ショー2024に出展します。素朴屋は、同社の理念に賛同し、出展ブースの設計及び施工に全面的に協力しているブランドジャパンと共に、伝統と革新を融合させた新たな価値の創造を目指します。
素朴屋の代表取締役、今井久志氏は、「日本の伝統技術を世界に広めるだけでなく、国内外の多様なニーズに合わせた建築物の設計を行うことで、新しい市場を創出していく」と語ります。これにより、地域の文化を未来へと繋ぎ、大きな社会貢献を果たすことができると確信しています。
東京インターナショナルギフト・ショーは、世界中の企業が集まり、新しいビジネスの展開を図る場です。そして、ブランドジャパンは全国各地の伝統工藝の職人を繋げ、「作り手」「売り手」「買い手」が一体となって文化を継承していく取り組みを行っています。この活動は、工芸産地に活気をもたらし、地域の活性化へと繋がるものです。
素朴屋は、木造軸組工法や大工の伝統技術を基盤にしながら、革新的なデザインを取り入れることで、より豊かな日本の美意識を体現する建築を提供していく考えです。
「手仕事による建築が日本の伝統を守る」という信念をもって、素朴屋は日本の良さを世界へ発信する活動を今後も継続していきます。このような取り組みにより、世界の廃れた地域へと人々が集まり、地域再興の循環をつくり出すことを目指しています。
また、素朴屋は東京都文京区にも拠点を持ち、茶屋「素茶」やベトナム料理カフェ「直」を展開しています。これらの店舗を通じて、地域の人々に日本の文化や食を提供するだけでなく、来店客にも日本の美意識を伝える重要な役割を果たしています。今井氏は、「私たちは、文化を守りつつ、新しい価値を生み出すことが重要だ」と述べ、地域と共に成長していくことの大切さを強調しています。
素朴屋は、世界に向けて日本建築を進化させ、今後の展開を期待させる企業です。東京インターナショナルギフト・ショーへの出展を皮切りに、さらなる飛躍が期待されます。