ウクライナ支援プロジェクト
2025-11-11 15:40:48

ウクライナでの水供給支援、日ウ連携が新たな幕開けを迎える

ウクライナでの水供給支援、日ウ連携が新たな幕開けを迎える



2025年10月29日、ウクライナ・キーウ市内のホテルで、Sawayama CorporationとWaqua株式会社が協力し、ウクライナのブチャ市に位置する「Kyiv Regional Mental Health Center」に対して可搬型海水淡水化装置「E-60」を寄贈する式典が行われました。この寄贈は、戦時下での安全な水の供給を目指した新プロジェクトの一環となります。

寄贈式の意義


この寄贈式は特に注目され、ウクライナ教育科学省のアンドリー・ヴィトレンコ副大臣、駐ウクライナの日本国特命全権大使中込正志、日本国農林水産省の笹路健審議官が出席しました。ヴィトレンコ副大臣は「この技術は教育や医療、地域社会にとって命を守る新たな希望である」と述べ、両国の民間による協働の重要性を強調しました。寄贈先のセンター代表者もこの装置が地域の医療従事者と患者にとって大きな力になると感謝の意を表しました。

Water Purification Project Japan–Ukraine 2025の設立


式典に併せて、Sawayama CorporationとWaqua株式会社は「Water Purification Project Japan–Ukraine 2025(WPP-JU 2025)」という新しい取り組みを正式に発足させました。このプロジェクトは、ウクライナ国内での民間活動を通じて、安全な飲料水の確保と復興支援を目的としています。現地パートナー企業と協力し、持続可能な水供給体制を整え、地域の復興を促進することを目指しています。

参加者の顔ぶれ


式典にはウクライナの教育科学省やKyiv Regional State Administrationの関係者を含む、複数の企業の代表も参加しています。参加企業には、BG Ukraine LLC、Interprojekt GmbH、RAMEDAS-Ukraine LLCが名を連ね、ウクライナにおける水インフラ再建に向けた協力覚書(MOU)を締結しました。

MOUの内容


MOUの主な目的は、ウクライナの被災地域における安全な飲料水供給の実現と、地域再生に向けたインフラの構築です。具体的には、以下のような協力が予定されています:
1. 重要地域への淡水化装置の供給・配備
2. 現地生産体制の検討
3. 教育機関及び医療機関との連携
4. 知識や技術の共有、無償化・人材育成の支援
5. 民間企業間の長期的な協働モデルの構築

両社は日本側のパートナーとして、技術供与や現地調整、国際連携の強化を担当し、このプロジェクトが成功するよう尽力します。

今後の展望


Sawayama CorporationとWaqua株式会社はこの寄贈とMOU締結を基に、ウクライナにおける水インフラの持続可能なモデルを築くことを目指しています。両社は、ウクライナの復興と地域再生に向けたさらなる技術協働や事業連携を推進し、現場での実装を積極的に進める方針です。

両社のメッセージ


「このプロジェクトは、水という生命線を戦禍の地に取り戻すための重要な第一歩です。私たちは地域のパートナーと共に、現場での実装と技術革新の両方で貢献していく所存です。この取り組みが、世界の水へのアクセス格差を解消する挑戦につながることを願っています。」

会社情報


  • - Sawayama Corporation
代表者: 澤山 精一郎
所在地: 長崎県長崎市
事業内容: 海事、国際ビジネス支援など
公式: sawayama.co.jp

  • - Waqua株式会社
代表者: 松岡 徹
所在地: 沖縄県うるま市
事業内容: 海水淡水化装置の開発など
公式: waqua.com

お問い合わせ先


澤山グループ 広報担当: 魚住
電話: 090-5475-7035
E-mail: [email protected]


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会社情報

会社名
株式会社シーアンドイー
住所
福岡県直方市新町1-4-21
電話番号
0949-36-4561

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