CULTAとカネコ種苗がサツマイモ育種に関する共同研究を開始

共同研究の概要

株式会社CULTAとカネコ種苗株式会社が、新たにサツマイモの育種に関する共同研究を始めました。このプロジェクトは、気候変動の影響を受けた農業生産環境において、持続可能なサツマイモ生産を実現するためのものです。

背景

近年、日本産サツマイモの海外輸出が急増しています。2012年の約1億6900万から2022年には27億8900万へと、実に16.5倍もの成長を遂げています。この成長は、甘みの強い日本産サツマイモが国内外で高い需要を誇ることを示していますが、一方で気候変動により収量や品質の低下が懸念されています。

このような現状を受けて、持続可能なサツマイモ生産に向けた新たな品種の開発が求められています。そこで、CULTAとカネコ種苗が提携し、効率的なサツマイモ育種の手法を確立することが課題となりました。

共同研究の方法

本研究においてCULTAは、イチゴの高速育種に関する豊富な経験と技術を駆使し、カネコ種苗のサツマイモ育種現場にそのノウハウを導入します。このアプローチにより、両社の持つ先端技術と育種技術を融合させ、より迅速かつ確実な育種手法の確立を目指します。

企業紹介

カネコ種苗株式会社は群馬県前橋市に本社を構え、長年にわたり種苗の開発を手掛けてきました。代表取締役社長の金子昌彦氏は、育種技術の向上を追求し、国内外の農業生産者に向けた優れた種苗を提供しています。公式Webサイトには、最新情報や製品情報が掲載されています。(公式サイト)

一方、CULTAは東京都小金井市に本社を置くベンチャー企業で、特にイチゴの育種技術において高い評価を得ています。CEOの野秋収平氏は、未来の農業を見据えた先端技術の開発に情熱を注いでいます。(公式サイト)