新たなバレンタインの形を提案するKuradashi
私たちのバレンタインが2月15日に始まることを知っていますか?株式会社クラダシが運営するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」は、バレンタインに特化したイベント「Valentine Shop 0215」を開催し、2025年の期間中に32,840個のチョコレートのロス削減を目指しています。この取り組みは、約1週間という期間中に行われ、来場者に楽しんでもらうだけでなく、フードロスという大きな社会問題に目を向けてもらうことが目的です。
フードロス削減の挑戦
バレンタインデーの翌日、2月15日以降になると、チョコレートの需要は急激に低下します。このため、バレンタイン限定の華やかなパッケージに包まれたチョコレートは、賞味期限が残っていても返品や廃棄の対象となることが多いのです。特に日本では、季節ごとのイベントが多く、需要予測や生産管理の難しさが浮き彫りになります。さらに、今年はカカオ豆の高騰も影響しており、多くのメーカーが「おいしさを保ちながらもチョコレートの割合を減らす」などの工夫を凝らして商品を販売しています。
Kuradashiは、手軽に購入可能なチョコレートにも様々な課題が存在することを広め、消費者がフードロスを考える機会を持つことを目指してこのイベントを実施しました。無駄を減らし、クリエイティブなチョコレート商品を楽しむことで、食べ物の大切さを再確認してもらう狙いがあります。
「Valentine Shop 0215」の開催概要
東京ミッドタウン八重洲
- - 開催期間: 2025年2月15日(土)〜2月25日(火)
- - 内容: バレンタインPOPUP SHOPの展開。特別メニューの提供も行います。
青葉台東急スクエア
- - 開催期間: 2025年2月15日(土)〜2月22日(土)
- - 内容: バレンタインPOPUP SHOPに加えて、カカオハスクを使ったワークショップも開催。
このような取り組みによって、実際に参加した人々がフードロスの重要性を体感し、果たしてどのように社会貢献できるか考えるきっかけを与えたのです。
ワークショップでの体験
青葉台東急スクエアでは2月15日、16日に「カカオハスクを活用したチャームづくり」ワークショップが行われました。このプログラムでは、参加者がカカオ豆の皮を用いてオリジナルチャームを製作し、フードロス削減や未利用資源の活用について考える機会を得ました。多くの子供たちが参加し、楽しみながらも、カカオの生産過程やそれに関わる社会問題についても学びました。
子供たちの感想としては、「職場で働く同じ年頃の子どもがいることに驚いた」といった声や、「チャームのように、カカオの皮が身近なものに使われると良い」と考える参加者もいました。
大きな実績と今後の目標
4回目となる「Valentine Shop 0215」では、期間中に青葉台東急スクエアで14,794個のチョコレートロスを救い、全実施場所を合わせると合計32,840個を達成しました。来場者からは「社会貢献に参加したい」という声が寄せられ、売上だけにとどまらない新たな価値を生むイベントとなりました。
クラダシは今後も、楽しくお得なお買い物を通じて、フードロス削減に向けた意識を育てていく方針です。ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」は、食べ物を無駄にせず、楽しみながらも社会に貢献できる新しい形のマーケットです。
まとめ
「Kuradashi」の取り組みを通じて、参加者みんなで共通の意義を持って楽しみながら、フードロス削減に貢献できるのです。私たちが日常的に消費するチョコレートにも、大きなメッセージが込められています。このバレンタイン、楽しみながらもその背景にある社会問題について考えてみてはいかがでしょうか?