Revolution of Kittenとベネリックデジタルエンターテインメント、デジタルツインとメタバースの融合へ

メタバースとデジタルツインの新たな可能性

最近、株式会社Revolution of Kitten（以下ROK）とベネリックデジタルエンターテインメント（以下BDE）が、メタバースとデジタルツイン技術を活用した共同事業の提携契約を結びました。2025年6月16日に発表されたこの契約は、両社のサービスを統合し、新しいデジタル体験を提供することを目指しています。

提携の意義と背景

g近年、メタバースとデジタルツインが様々な分野、特に観光やエンターテインメントにおいて注目されています。ROKは「Virtual Traveler」と呼ばれる旅行コンテンツを提供しており、BDEは「そらのうえショッピングモール」を展開しています。そのため、両社の技術を組み合わせ、リアルとバーチャルの体験を融合した新しいサービスの開発が期待されています。

提携の詳細

この提携により、ROKの「Virtual Traveler」がBDEの仮想空間「モール」と結びつき、リアルなショッピング体験をデジタル上で実現します。モールでは、ユーザーがブラウザを通じて簡単にアクセスでき、アバターを使って他のユーザーと交流しながらショッピングを楽しむことができます。さらに、実際のお店を360度カメラで撮影したバーチャルショップも用意しています。

ROKが提供するサービス

ROKの「Virtual Traveler」は、2024年11月にベータ版、2025年4月には正式版がリリースされる予定です。これまでに、エジプトのアブシンベル神殿を含む世界各地で17社とのコラボレーションを実現しています。このプラットフォームでは、訪問者がデジタルツイン空間を通じて、様々なツアーを体験することが可能で、音声ガイド付きのツアーや、チケット販売などの新たなビジネスモデルを展開しています。

双方の利益

この業務提携により、ROKは「ご当地の路地散歩ツアー」をモール内の「47都道府県ご当地館」で提供し、BDEは全国の博物館や名所のツアーをROKのサービスで展開することができます。両社はお互いのサービスを活用し、利用者拡大を狙った相互送客を進め、新たなイベントやショップの展開も視野に入れています。

今後の展望

両社は、国内外のユーザーに向けて、バーチャルとリアルが一体化した没入型のツアー体験を順次リリースしていく予定です。観光や教育、エンターテインメントといった多様な分野での応用も視野に入れ、さらなるサービス展開を図る計画です。新たなデジタルエコシステムを形成し、旅行愛好家のためのコミュニティやSNSとしても機能することを目指しています。