宮崎県の海を次世代へつなぐ教育プログラム
一般社団法人海と日本プロジェクトinみやざきが、新たにスタートさせる「海と緑ケ丘小プロジェクト~海の学校2025~」。このプログラムは、延岡市立緑ケ丘小学校の6年生を対象に、海洋教育に特化したユニークな学びの機会を提供します。この取り組みは、宮崎県の豊かな海を未来に残すことを理念に掲げており、実際に海を体験することで、子どもたちに海の魅力や重要性を伝えることを目指しています。
プログラムの背景
宮崎県は、南北約400キロにも渡る美しい海岸線を持ち、その自然環境は多くの人々に親しまれています。県内では10市町が海に面し、海は生活の一部として深く根付いています。しかし近年、子どもたちが実際に海を訪れる機会が減少し、海との接点が薄れているという現状があります。そこで、海と日本プロジェクトinみやざきでは、子どもたちに積極的に海を体験させる必要性を感じ、延岡市教育委員会との連携を基盤にこのプログラムを実施することとなりました。
活動の概要
このプログラムは、2024年度より始まる全6回の学習プログラムで構成されています。テーマは「宮崎の豊かな海を未来に残すには?」,これに則って、校外学習と専門家の講話を組み合わせた多彩なカリキュラムが展開されます。具体的には、初回のオリエンテーションを経て、宮崎大学の海洋生命科学コースの准教授である村瀬敦宣氏を迎え、宮崎の海についての基本的な学びを行います。このプログラムを通じて、子どもたちは自分たちの環境について考え、未来の海のためにできることを見つけ出すことを目的としています。
今後のプログラム
初回の実施は2025年4月23日(水)で、この日にはプログラムの意義や内容についての理解を深めるためのオリエンテーションを計画しています。続いて、5月29日(木)には宮崎の海を題材とした第2回の学習が行われる予定です。これから数か月間にわたって、学びの成果を発表する機会も設けられる予定で、6回にわたる体験型のプログラムは、子どもたちにとって貴重な学びの場となることでしょう。
地域とのつながり
このプロジェクトは、人と海のつながりを強化することを目的に、日本財団の「海と日本プロジェクト」に基づいています。海はただの風景ではなく、人々の生活に密接に関連しており、その豊かさを未来に伝えるために、次世代への教育が急務です。環境問題とも向き合いながら、子どもたちが海の重要性を理解し、行動に移すきっかけを提供するこのプログラムは、地域全体にとっても有益な取り組みです。
最後に
「海と緑ケ丘小プロジェクト~海の学校2025~」は、次世代を担う子どもたちに海の重要性をしっかりと教え、彼らの未来を築く手助けをするものです。宮崎の豊かな自然環境を背景に、子どもたちが自らの体験を通じて、どのように海と向き合い、理解を深めていくのか、今から非常に楽しみです。
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