千葉で働く人々の健康支援に向けた新たな取り組み
2024年7月、千葉県に新たに設立された「千葉くどう産業医事務所株式会社」は、地元で働く人々の健康を支援するための専門的なサービスを開始しました。この事務所は、労働者の健康保持や業務の生産性向上を目指し、産業医および健康経営エキスパートによるサポートを提供します。
背景と設立の目的
最近、労働者人口の減少に伴い、ストレスチェックや働き方改革、高年齢労働者の支援が求められています。特に千葉県は、人口10万人あたりの医師数が全国平均を大きく下回っており、産業医の確保が困難な地域です。この問題に対処するため、千葉くどう産業医事務所は設立されました。代表の工藤知紀氏は、産業医としての経験を生かし、企業の生産力向上と地元の健康を守りたいという熱意から、この活動を始めることとなりました。
健康経営への関心と実態
現代のビジネス環境では、健康経営への取り組みが企業の評価に影響を与えるようになっています。しかし、実際に健康経営を実践している企業は約半数にとどまっており、「予算がない」「人材がいない」「取り組み方が不明」などの制約が指摘されています。また、健康経営エキスパートアドバイザーとして活動可能な医師は非常に限られており、千葉県では公表されている31名のエキスパートのうち、医師はわずか2名しかいません。このような状況が、企業の健康経営への取り組みを困難にしています。
産業医による健康経営支援
千葉くどう産業医事務所では、健康経営を推進したいが実践できない企業を支援するための新たなサービスを展開します。具体的には、定期的な訪問を通じて労働安全衛生法に基づく産業医業務を行いながら、健康経営に関する課題の洗い出しや解決策の提案を行います。これにより、企業が直面するさまざまな問題に対してシームレスなサポートを提供することを実現します。
地元千葉への熱意
「まずは地元の千葉を盛り上げていきたい」という思いから、本サービスの受付は2024年7月より千葉県の企業を対象に始まります。産業医としての専門知識を持つ工藤氏は、地域社会に貢献することを重視し、健康経営の実践を通じて企業のさらなる成長を支援します。
代表プロフィール
工藤知紀氏は1995年生まれで、2021年に札幌医科大学を卒業後、製鉄所関連の病院で健康管理に従事。多くの従業員が業務中に怪我をする場面を目の当たりにし、労働衛生の重要性を痛感します。その後、製造業や建設業、医療系などさまざまな事業場で産業医としての業務を行い、健康経営の支援にも取り組んでいます。2024年には「千葉くどう産業医事務所」を設立。
資格としては、日本医師会認定産業医、健康経営エキスパートアドバイザー、産業保健法務主任者を取得しています。これまでの経験と専門性を生かして、健康経営の重要性を広め地域産業の活性化に貢献していく考えです。
会社概要
- - 会社名:千葉くどう産業医事務所株式会社
- - 代表者名:工藤知紀
- - 所在地:〒260-0031 千葉県千葉市中央区新千葉1-7-2
- - 電話番号:043-400-3371
- - 設立:2024年4月2日
- - 事業内容:産業医業務、健康経営支援
お問い合わせについては、
こちらのコンタクトフォームからご連絡ください。