PLIJ STEAM Learning Communityが始動
2023年4月28日から、PLIJは新たに「PLIJ STEAM Learning Community」を運用開始しました。このウェブシステムは、STEAM教育及び探求型の学びをサポートするためのものです。PLIJにとって、このウェブシステムは設立以来の大きな夢であり、国や経済界からの期待を受けてのスタートでもあります。このシステムを通じて、企業や大学、研究機関などが提供する「コンテンツ」や「リアル体験機会」が、学校にいくつでも広がっていくことを目指しています。
PLIJ STEAM Learning Communityの背景
PLIJは、企業や大学、国立研究開発法人と学校の先生や学生、教育委員会が相互に協力し合うコミュニティの形成を目指しています。このウェブシステムの発表に先立ち、PLIJではプラットフォーム構築委員会を設け、運用に向けた準備を進めてきました。この委員会の委員長である大和裕幸氏は、PLIJ STEAM Learning Communityの開設にあたって、会員への情報提供や利用しやすいコンテンツ制作に関する意見を重要視したと語っています。
特徴
PLIJ STEAM Learning Communityには、以下の四つの顕著な特徴があります:
1. 豊富な登録数
運用開始にあたって、すでに750件の「コンテンツ」及び「リアル体験機会」が登録されており、今後も増大が期待されます。これにより、学校教育の現場で即座に活用できる資源が豊富にそろっています。
2. 提供機関の多様性
全日本空輸、三菱電機、東京大学など、違った業種・業界からの参加があり、さまざまな視点でのコンテンツ提供が行われています。これにより、幅広い分野からの情報を得られることが特徴です。
3. 広範な分野をカバー
「サイエンス」「エンジニアリング」「健康・スポーツ」など多岐にわたる分野が整備されており、現場でのニーズに応じた学びが可能です。
4. コンテンツの進化
PLIJでは、コンテンツの制作から運用までの過程を関係者全員で共有し、フィードバックをもとにさらなる進化を促す仕組みを構築しています。
活用の場
PLIJでは、ウェブシステムの理解を深めるため、STEAM人材育成研究会を定期的に開催しています。次回は7月7日に実施予定で、実際に登録されたコンテンツを使用した教育現場での活用事例が紹介されます。このイベントはオンラインで行われ、誰でも参加可能です。
今後の目標
PLIJ STEAM Learning Communityはまだ始まったばかりですが、今後は教員や生徒からの意見も取り入れながら、コンテンツの充実や登録の増加を図っていきます。教育界全体を巻き込むこの試みが、私たちの未来をどのように変えていくのか、今後の動向に目が離せません。
詳細は公式ウェブサイトをチェックしてください。
PLIJ公式ウェブサイト