株式会社富士薬品(本社:埼玉県さいたま市)は2025年10月17日、埼玉県の鶴ヶ島市と健康増進に関する包括連携協定を締結しました。この協定により、富士薬品は鶴ヶ島市民の健康づくりや市民サービス向上に向けて6つの具体的な施策に取り組みます。この取り組みは、地域活性化を図るものです。
協定締結式は鶴ヶ島市役所で行われ、市長の齊藤芳久氏と富士薬品の配置事業本部長が出席しました。富士薬品は配置薬の販売を通じて、地域の健康意識の向上に貢献することを目指しています。
連携協定の6つの取り組み
1.
健康づくりのサポート
配置薬販売では専門知識を有する営業員が定期的に訪問し、OTC医薬品の適正使用や健康診断の受診を促します。これにより地域住民の健康意識の向上を図ります。
2.
安心・安全の暮らしの実現
夏の疾患予防や事故防止を目的とした情報提供、安全な生活をサポートするために健康講座やイベントも実施します。特に高齢者家庭には積極的に訪問し、地域の安心安全を支援します。
3.
子育て支援と育成
“いざというときに薬がそばにある”というサービスを通じて、こどもたちの育成を支援します。定期的に救急箱のメンテナンスを行うなど、安全面に寄与します。
4.
防災・災害対策
災害への備えとして、市の公共施設への配置薬設置や避難所への医薬品無償提供を行います。災害時には迅速な対応が可能です。
5.
シティプロモーションの推進
鶴ヶ島市内のドラッグストアで市のイベント情報を提供し、市民に対する情報発信を強化します。合同イベントの提案も行います。
6.
地域活性化と市民サービス向上
鶴ヶ島市の情報発信やイベントへの協力など、サービス向上に資する活動を広く展開していきます。
協定締結の背景
鶴ヶ島市が目指す「しあわせ共感 安心のまち つるがしま」を実現するための計画として、健康と子育てに優しい地域づくりなどが掲げられています。富士薬品はその使命として「とどけ、元気。つづけ、元気。」をスローガンに掲げ、地域に寄り添ったサービスを提供しています。
富士薬品は、配置薬販売地域が約1,200軒にのぼる中で、自治体との連携を強化し、お客様の健康を支える活動を展開しています。これにより、地域の健康づくりや安心・安全の暮らしの実現に貢献したいと考えています。
富士薬品の情報
富士薬品は1930年に富山県で創業し、現在は医薬品の開発や販売だけでなくドラッグストア事業にも展開しています。グループ全体で日本全土に店舗を展開しており、今後も地域住民に寄り添ったサービスを提供していく方針です。これからの活動に期待が高まります。