LINEリサーチの調査が示す家庭での料理事情
LINEヤフー株式会社が運営する「LINEリサーチ」は、700万人以上のアクティブ調査パネルをもとに、最新の家庭料理事情を調査しました。この調査は、日本全国の10歳から60歳の男女を対象にしており、料理の頻度や自作料理の種類、参考にする情報源についての詳細が明らかになっています。
料理をする人は全体の6割超え
調査によると、週に1回以上料理をする人はなんと全体の約60%に達しています。特に女性がその中心となっており、料理をする男性の割合も5割を超え、年代が上がるにつれて料理をする人の割合が増加する傾向が見られました。これに対して、まったく料理をしない人はわずか1割強です。
自宅で作る人気料理
普段料理をする人に対して、自分が作る料理の種類を尋ねたところ、最も多かったのは「目玉焼き/卵焼き」や「カレー・シチュー」で、いずれも約60%以上と高い人気を誇ります。次いで「みそ汁/豚汁」「鍋料理」、「うどん/そば」などが続き、和洋中問わず幅広い料理が家庭で調理されています。特に興味深い点は、10代や20代では料理をする人自体が少ないものの、料理をする人の中で目玉焼きやカレーの人気が高いことです。
参考にするレシピ情報はやはりネットが主流
料理をする際の情報源についても調査されました。なんと、料理をする人の約60%以上が「レシピサイト・アプリ」を利用していることが分かりました。YouTubeやInstagramも次に続き、多くの人が料理動画や料理写真からインスピレーションを受け取っていることが伺えます。特に20代から50代の女性では、レシピサイトやアプリの利用が顕著に見られ、実に70%の人が利用しています。これは従来のレシピ本に代わってデジタルツールが普及していることを示唆しています。
各年代での傾向
年代別に見ると、特に10代では「まわりの人(家族や友達など)からのアドバイス」が重要な情報源となっており、他の年代と比較して目立ちます。また、60代以上の人々ではテレビからの情報も高い割合を占めています。これに対して、20代や30代ではSNSの影響が色濃く、InstagramやYouTubeの利用が非常に高い結果となりました。
結論
LINEリサーチのデータによれば、現在の家庭料理は、昔ながらのメニューが依然として人気である一方で、現代的な情報収集手段も活用されていることが分かります。レシピサイトやアプリの利用が主流となる中、家庭での料理はますます手軽に、そして多様化していると言えそうです。これからもさらなる料理のトレンドが注目されることでしょう。