防災意識調査始動
2025-11-21 13:20:06

慢性腎臓病患者のための防災意識調査がスタートしました

慢性腎臓病患者と防災意識:新たな調査開始



一般社団法人ピーペックが運営する「じんラボ」では、慢性腎臓病(CKD)や糖尿病を抱える方々の防災意識を高めるための調査を行っています。これは「みんなでつくろう、これからの医療 with Kidneyプロジェクト」の一環として実施され、2023年4月から始まりました。このプロジェクトは10周年を迎える「じんラボ」の一環で、多くの患者や関係者が参加することで、現場の声を基にした医療環境の向上を目指します。

調査の背景と必要性


慢性腎臓病(CKD)は、腎臓機能が徐々に低下する病気で、日本では成人の5人に1人がこの病に罹っています。ただし、CKDは自覚症状が少ないため、多くの人がその存在を怠りがちです。病状が進むと、透析や腎臓移植が必要になる場合もあり、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。そのため、早期の発見と治療が極めて重要です。

特に、災害時においては、食事や薬、水分管理などが適切にできない場合、患者の健康が脅かされることが多々あります。そこで今回の調査では、腎臓病や糖尿病を有する方が災害への備えをどうできているかを把握し、その情報を広めることを目的としています。通常の防災と疾患に基づいた特別な準備の必要性を啓発することが重要です。

アンケート内容と期間


第19回となる「腎臓病や糖尿病に関わる方の災害への備えチェック」は、2025年の11月21日から約1ヵ月間にわたって実施されます。調査方法はウェブアンケートで、対象は腎臓病や糖尿病に関する自身や家族に関わる方々です。所要時間は10~15分程度で、この簡単なアンケートを通じて、災害に備えるための具体的なアドバイスを得ることができる仕組みとなっています。

プロジェクトの意義


この調査の結果は、患者と医療者が共同で作成した「腎臓病とのつきあい方ガイド」にも反映され、腎臓病患者の自己管理に役立てられます。また、調査を通じて得られた知見は、CKD関連の啓発活動や医療情報の提供にも使用され、広く社会に還元されることが期待されます。

参加方法と今後の展望


参加は簡単で、誰でもウェブ上でアンケートに回答することができます。これは、患者自身が自らの備えを見直し、より良い健康管理のための第一歩となるでしょう。今後も、腎臓病患者の生活向上に向けた調査が続けられ、健康で安全な生活を支えるための情報が提供されることを期待しています。

最終的に「じんラボ」は、腎臓に関する知識を広め、病気への理解を深めることで、患者同士が支え合いながら、豊かな生活を送る手助けをすることを目的としています。この調査を通じて、関係者の意見を集約し、持続可能な医療環境を整える一助とすることが、このプロジェクトの重要な意義となります。


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会社情報

会社名
一般社団法人ピーペック
住所
東京都世田谷区南烏山6-33-1サンライズプラザ501
電話番号
03-6279-5669

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