出産準備プログラム
2025-09-05 12:06:47

男性の産後うつに対応!出産準備プログラムの全国展開へ

男性の産後うつに寄り添う「出産まえ会議」とは



出産キャリアの新たなステージに、男性も加わる時代が訪れています。株式会社maemo atomoは、夫婦が一緒に参加できる出産準備プログラム「出産まえ会議」を全国の医療機関に向けて提供開始しました。本プログラムは、臨床経験豊富な助産師と理学療法士がタッグを組み、「運動」「学び」「対話」を通じて出産と育児の準備を実践的に学ぶことができる内容です。特に最近注目されている男性の「産後うつ」にも対応し、出産前からの心身の支援を目指しています。

男性の育児参加の現状



近年、男性の育児休業取得率は30.1%に達しており、なお上昇傾向にあります。しかし、育児に伴う心理的な課題、特に「産後うつ」は女性だけの問題ではありません。最近の研究によれば、男性の産後うつの発症率も女性に近い数値であり、母親が産後うつを発症した場合、父親も最大で50%の確率で同様の症状を打ち明けるといいます。このため、夫婦間の支援を強化する重要性が高まっています。

プログラムの内容と意義



「出産まえ会議」では、夫婦が運動を取り入れたプログラムに参加し、実際に体験することでお互いの意見や考えを理解し合うことができる時間を提供します。特に、運動はメンタルヘルスに対する有効な対策の一つとされています。研究結果によれば、定期的な身体活動がうつ症状の予防や軽減に効果的だということが示されています。これらの要素を含む「出産まえ会議」は、ただの出産準備にとどまらず、家族全体を支える新たなアプローチです。

大阪での先行導入



このプログラムは、2025年8月31日、大阪医科薬科大学病院の産科・生殖医学科で先行導入されました。同病院は、高度な医療体制を整え、迅速かつ的確な支援を提供することを目指していますが、夫婦への運動指導やコミュニケーションの補助にはまだ課題が残っているとのことです。maemo atomoは、このサポート体制を補完する形で「出産まえ会議」を導入。プログラムを通じて、夫婦が一緒に運動し、対話を重視することで、より良い出産準備が整えられました。

医療機関との連携



maemo atomoは、今後も全国の医療機関と連携し、プログラムを広める方針を掲げています。夫婦での育児参加を強調することで、より質の高い支援を多くの家族へ届けたいとの考えです。また、大学との共同研究を進め、妊娠・出産期の心身の健康に関する知識を深め、その成果を新たなサービス開発にも活かす予定です。

参加者の声



実際にプログラムに参加した方々からは、「夫婦で情報を共有できる場があったのが良かった」や、「出産のイメージが具体的にできて有意義だった」といった声が寄せられています。また、医療現場からも、今後のサポート体制の強化に期待が寄せられています。

結論



「出産まえ会議」は、単なる運動や情報提供に留まらず、婚姻の有無にかかわらず多様な家族のあり方を尊重した支援を目指しています。出産を経験するすべてのカップルが、安心して育児に挑める社会の実現を目指して努力していきます。ぜひ多くの医療機関にご参加いただき、この新たな支援の輪を広げていけることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社maemo atomo
住所
大阪府吹田市広芝町4-34 江坂第一ビル501
電話番号

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