新たなAPI「OrdinalX」でNFTの導入障壁を克服し、ゲーム業界に革命を!
円ポイント株式会社が新たに発表したAPIサービス「OrdinalX」は、ゲームやアプリにおけるNFTの導入を飛躍的に簡素化します。これは、従来のNFT導入に伴う複雑さやコストを大幅に削減し、幅広いコンテンツのNFT化を可能にすることを目的とした画期的なプロダクトです。このサービスは2025年9月に「東京ゲームショウ2025」で初めて一般向けに紹介される予定です。
NFT導入の課題と「OrdinalX」の誕生
NFTが登場して以来、デジタル技術による新たな経済圏の創造が期待されてきました。しかし、発行や取引における技術的な制約は多く、特に高額な手数料や大容量データの取り扱いの難しさが広範囲な導入の障壁となっていました。円ポイント株式会社は、こうした課題を解決し、様々な業界でのNFT活用を促進するために新サービス「OrdinalX」を開発しました。
「OrdinalX」の特長
1. 大容量データ対応
従来のブロックチェーンでは、格納できるデータ量がわずか数KB程度でしたが、「OrdinalX」では最大25MBのデータを直接ブロックチェーンに保存でき、画像、音楽、動画、電子書籍など多様なコンテンツをNFT化することが可能です。この機能により、データの改ざんや消失のリスクが軽減され、半永久的な保管が実現します。
2. 低手数料と運用コストの削減
他のブロックチェーンに比べて、「OrdinalX」は手数料を大幅に低減しています。具体的には、1MBの大容量データでも手数料は1円以下と非常にリーズナブルです。これにより、事業者にかかる負担が軽減され、導入しやすくなります。
3. ガス代の不要化
従来のNFT取引では、ユーザーが暗号通貨を用意し、送信するための手数料(ガス代)を支払う必要がありましたが、「OrdinalX」ではこの手数料が自動的に付与されるため、ユーザー側の負担が大幅に軽減されます。開発者も手数料計算に煩わされることがなくなります。
4. ペイメール方式の採用
「OrdinalX」では、複雑なブロックチェーンアドレスの代わりに、メールアドレス形式でNFTの送付が可能です。この技術は既に国際特許出願中で、従来の取引方式を一新する革新性を持っています。
多様な業界との連携でNFTの新たな活用シーンを構築
「OrdinalX」はゲームをはじめ、アートやイベントなど様々な業界での導入が期待されています。具体的には、ゲーム内での限定アイテムやキャラクターのNFT化により、ユーザー同士の取引が容易になるだけでなく、ブロックチェーンによる所有権の保障がもたらされます。また、イベントチケットのデジタル化やデジタルスタンプの配布にも利用され、物理的な配布物を必要とせずに参加することが可能になります。
今後の展望
円ポイント株式会社は、今後法定通貨に連動した暗号通貨「ステーブルコイン」への対応を検討しており、これにより、NFTの発行や取引の利便性が一層向上する見込みです。このような施策を通じて、より広範な金融サービスへの展開も期待されています。
円ポイント株式会社について
円ポイント株式会社はIT・ブロックチェーン技術の研究開発を主な業務としており、ゲーム、教育、情報技術など多岐に渡る分野において新たな価値を提供しています。特にUTXO系ブロックチェーン技術における専門知識を活かし、様々な企業や大学との共同研究を行うなど、革新的なビジネスモデルの開発を進めています。これからも、新しい価値創造に向けた取り組みを続けていくことでしょう。