住信SBIネット銀行における法務業務の改革
住信SBIネット銀行がGVA TECHが提供する全社を支える法務OS「GVA」を導入したことで、法務業務の在り方に大きな変革がもたらされました。この導入により、法務部門と事業部門は更なる連携が求められる時代に突入しています。
GVA導入の背景と目的
住信SBIネット銀行では、日々の法務業務において様々な課題が存在しました。特に、ステータス管理の手間や情報の検索性の低さから、業務効率が損なわれているという問題が浮き彫りになっていました。そのため、最新の技術を駆使した法務データ基盤の導入が急務とされていました。GVAの導入は、この課題に対する解決策として注目されました。
GVAの特徴と導入後の変化
GVAは、AIを搭載した法務OSであり、法律業務を包括的に支援するプラットフォームです。具体的には、データベース構築、ナレッジ管理、リスクの可視化といった機能を持ち合わせています。住信SBIネット銀行がGVAを導入した後、担当者はステータスが自動的に更新されることにより、リアルタイムで案件の進捗を確認できるようになりました。また、優れた検索機能により、案件に関連する情報を瞬時にアクセス可能にしています。これにより、業務の効率は格段にアップし、日常業務がスムーズに進行するようになりました。
住信SBIネット銀行の担当者は「デイリーレポートが事業部門にも届くようになったことで、見落としが減り、対応が楽になった」と、その効果を実感しています。特に、事業部門からの好意的な反応も多く、導入初期に懸念されていた反発はほとんど見られなかったとのことです。このように、GVAの導入は全社的な協力を生み出し、法務と事業の壁を取り払うことに成功しました。
法務OS「GVA」の構成と今後の展望
GVAは、AI法務アシスタント、法務データ基盤、AI契約レビュー、契約管理の4モジュールから構成されています。この設計により、法律業務が他の業務と統合され、より効率的な業務運営が実現します。特に、「法とすべての活動の垣根をなくす」というGVA TECHの企業パーパスは、今後の法務業務のあり方に新たな視点を提供します。
今後もGVAが新たな機能追加やアップデートを重ねていく中で、さらなる業務改善が期待されます。住信SBIネット銀行の先進的な取り組みは、他の金融機関や企業にとっても大いに参考となることでしょう。
GVA TECH株式会社について
GVA TECH株式会社は、2017年に設立された企業で、リーガルテックサービスの開発と提供に力を入れています。本社は東京都渋谷区に位置し、設立以来、高い技術力を活かして企業の法務部門のデジタル化を推進しています。法務業務の変革に取り組む一方で、社会全体における法務の重要性を再認識させる役割も担っています。今後の更なる成長が期待される企業の一つです。