中高生支援の新たな一歩、CLACKが使用済みPCを活用した取り組み

CLACKが新たに87台の使用済みPCを寄贈受け取り中高生にデジタル教育

認定NPO法人CLACKは、ジョーンズラングラサール株式会社（JLL）より、使用済みのPCを87台寄贈されました。これは中高生向けの無料デジタル教育・キャリア教育プログラムの一環であり、特に経済的困難に直面する学生たちを支援することを目的としています。

この取り組みは「Pass the Baton（パス・ザ・バトン）」というプロジェクトの一部で、2021年6月から開始されました。このプログラムにより、CLACKは企業から受け取った使用済みPCを、安全性を確保した上で中高生に提供します。具体的には、業務提携先の株式会社パシフィックネットがデータ消去やクリーニング、OSの再インストールを行ってから届けられます。

CLACKの意義とその活動

CLACKは「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」というビジョンを掲げており、貧困の連鎖を解消するための活動に取り組んでいます。具体的には、無償のデジタル教育やキャリア教育を実施し、困難を抱える中高生に直面した課題を克服するためのサポートを行っています。

寄贈されたPCを使用する中高生たちは、プログラム参加中だけでなく、その後も継続して学び続けることができる環境が整えられています。これは、彼らが将来自立できる力をさらに強化するための重要な一歩です。これまでに1,300台以上のパソコンが寄贈されており、企業のCSR活動やSDGsの一環として多くの方に賛同を得ています。

「Pass the Baton」の成果と未来

「Pass the Baton」は、これまで数多くの企業から寄付を受け、特にデジタル教育の重要性が増す中で、その意義がますます高まっています。参加した学生たちは、プログラミングやデジタルスキルを学ぶことで、就職活動や社会参加に向けた自信を高めています。また、プログラミング体験会に参加した人数は1,800名以上、3ヶ月以上の継続的な教育プログラムには約500名が参加しています。

JLLの企業理念

ジョーンズラングラサール（JLL）は、世界80ヵ国で展開する不動産に関わる総合サービスを提供する企業であり、社会貢献活動としても名高いです。JLLの企業理念は「不動産の未来を拓き、より良い世界へ」としており、地域社会や世界全体に対して明るい未来を目指しています。

公式サイトではさらなる詳細情報が提供されており、寄贈企画への参加を希望する企業の担当者は、そこからの情報を参照してアプローチすることができます。CLACKの活動への理解を深め、共に未来を支える取り組みへ参加してみませんか？